「マックのコーヒーって、なんかクセになるんだよなあ」
そう感じている人、結構多いんじゃないでしょうか。朝の通勤前、ドライブスルーでつい買ってしまう。ハンバーガーとセットでなくても、コーヒーだけのために立ち寄る。そんなファンが全国にいるプレミアムローストコーヒー。でも、いざ「どんな豆を使ってるの?」と聞かれると、意外と知らないことだらけだったりします。
今回は、マクドナルドのコーヒー豆にまつわる疑問をまるごと解決します。産地や焙煎度合いといった基本から、気になる味の秘密、さらには「あの味を家でも楽しみたい!」という願いを叶える再現方法まで。コーヒー片手に、ゆるりと読んでみてください。
マクドナルドのコーヒー豆、基本のきほん
まずは豆の素性を知るところから始めましょう。マクドナルドで出されているコーヒーの正式名称は「プレミアムローストコーヒー」。この名前、聞いたことある人も多いですよね。
では、どんな豆を使っているのか。
答えはアラビカ豆100%です。コーヒー豆には大きく分けてアラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ種)がありますが、マクドナルドは香り高くて雑味の少ないアラビカ種だけを使っています。
産地はひとつじゃありません。ブラジル、コロンビア、グアテマラ、ホンジュラス、エチオピアなど、世界のコーヒーベルトと呼ばれる地域から集めた豆をブレンドしています。天候や収穫量によって品質がぶれないよう、複数の産地を組み合わせているんですね。
焙煎度合いはミディアムロースト。深煎り好きには物足りないかもしれませんが、これは「日本人の味覚に合わせた、酸味と苦味のバランスが取れた味わい」を目指した結果です。実際、飲んでみるとローストしたナッツのような香ばしさがふわっと広がって、後味は意外なほどスッキリ。この軽やかさが、食事と一緒に楽しめる理由なんです。
マクドナルドのコーヒーの味はなぜ安定してる?
全国どこで飲んでも、いつ飲んでも、あの同じ味。チェーン店のコーヒーとしては当たり前に思えるかもしれませんが、実はこれ、かなりすごいことです。
安定した味の秘密。それは抽出方法の工夫にあります。
2008年にプレミアムローストコーヒーが導入されたとき、マクドナルドは店舗のコーヒーマシンを一新しました。一杯ずつハンドドリップに近い抽出ができるマシンを導入し、豆の量やお湯の温度、抽出時間を徹底的にコントロールしているんです。
豆の鮮度にも気を配っていて、各店舗に届く豆は焙煎からそれほど時間が経っていない状態。そして何より、2020年からはすべてのコーヒー豆がレインフォレスト・アライアンス認証を取得した農園のものに切り替わりました。環境や生産者の暮らしに配慮した農園で育てられた豆だけを使うという、サステナビリティへの取り組みも進んでいるんですね。
コンビニコーヒーと飲み比べてわかったこと
「マックのコーヒーとコンビニのコーヒー、どっちがうまい?」なんて論争、たまに見かけますよね。実際に飲み比べてみると、それぞれに個性があって面白いんです。
マクドナルドのプレミアムローストは、とにかくクセのなさが武器です。酸味も苦味も主張しすぎず、さらっと飲める。だから、ハンバーガーやポテトといったジャンキーな食事とケンカしない。朝のホットコーヒーとして飲んでも胃にやさしく感じるのは、このバランスの良さゆえでしょう。
一方、コンビニ各社のコーヒーは、セブンカフェの深煎り感、ファミマの華やかな香り、ローソンのまろやかな口当たりといった具合に、それぞれ方向性がけっこう違います。個人的な印象では、マクドナルドのコーヒーは「食事のお供」、コンビニコーヒーは「コーヒー単体で楽しむ」に向いている気がします。
気になる人は、ぜひ一度飲み比べてみてください。同じミディアムローストでも、全然違う顔を見せてくれますよ。
あの味を家で再現!おすすめのコーヒー豆3選
「マックのコーヒー、家でも飲みたいんだよなあ」
そんなあなたに朗報です。実は、マクドナルドの店舗で「プレミアムローストコーヒー」の粉が販売されていることがあります。200g入りの袋で、一部店舗やマックデリバリーで購入可能。ただ、いつでもどこでも買えるわけではないのがネック。
そこで、味が似ていると評判の市販コーヒー豆を3つご紹介します。
1. 小川珈琲 マイルドブレンド
京都の老舗ロースターで、なんとマクドナルドの主要サプライヤーとしても知られています。酸味が控えめで、まろやかな口当たり。プレミアムローストに一番近いと言われるだけあって、飲んだ瞬間「これこれ!」となる人多数。amazonでも購入できます。
2. UCC ゴールドスペシャル プレミアム
スーパーで手軽に買える定番品。苦味と酸味のバランスが絶妙で、マクドナルドのコーヒーをややしっかりさせたような印象。価格も手頃で、毎日飲むならこれがコスパ最強かも。
3. AGF ちょっと贅沢な珈琲店 プレミアムブレンド
香りの高さが特徴で、後味すっきりのミディアムロースト。パッケージもおしゃれで、プレゼントにも喜ばれます。マクドナルドのコーヒーの「軽やかさ」を重視する人におすすめ。
自宅でもっと近づけるための抽出テクニック
豆を選んだら、次は淹れ方です。ちょっとしたコツで、グッとあの味に近づきます。
お湯の温度は90℃前後
沸騰したての100℃だと苦味が出すぎてしまいます。沸騰後、30秒ほど待ってから注ぐのがベスト。温度計がなければ、やかんの湯気の勢いが少し落ち着いた頃合いが目安です。
ペーパードリップで、濃いめに
マクドナルドのコーヒーは意外とコクがあります。自宅で再現するなら、豆10gに対してお湯120mlくらいの比率で淹れるのがおすすめ。いつもよりちょっと粉を多めにするイメージです。
ブラジルとコロンビアをブレンド
もし余裕があれば、ブラジル産の中煎り豆とコロンビア産の中煎り豆を7:3くらいで混ぜてみてください。コーヒー好きのあいだでは「これが一番近い」と密かに話題の配合なんです。
マクドナルドのコーヒー豆にまつわる素朴な疑問
ここからは、意外と知られていない疑問に答えていきます。
Q. カフェインレスはあるの?
残念ながら、2024年現在、全国のマクドナルドでカフェインレスコーヒーの提供はありません。ただ、海外のマクドナルドではデカフェを導入している国もあるので、日本でも将来的に展開される可能性はゼロではないはず。
Q. マックカフェのラテとプレミアムローストって豆が違うの?
これ、けっこう勘違いされているポイントです。マックカフェのカフェラテやカプチーノに使われているのはエスプレッソ用の豆で、レギュラーコーヒーのプレミアムローストとは別物。エスプレッソ用はより深煎りで、ミルクに負けないコクを持たせています。
Q. なぜアイスコーヒーは無料サービス対象外なの?
「ホットはおかわり無料なのに、アイスだけ有料ってずるくない?」という声、よく聞きます。これには理由があって、アイスコーヒーは抽出方法が違うんです。熱いコーヒーを急冷するために濃いめに抽出するので、豆の使用量が多くなります。コストがかかる分、無料サービスには含まれていないんですね。
まとめ:今日からあなたもマックコーヒー通
マクドナルドのコーヒー豆、奥が深かったでしょう。
アラビカ豆100%のミディアムローストで、複数の産地から厳選した豆をブレンド。小川珈琲をはじめとする熟練ロースターの技術と、店舗での徹底した抽出管理。そしてレインフォレスト・アライアンス認証によるサステナビリティへの配慮。一杯100円台とは思えない、本格派のコーヒーなんです。
自宅で再現したいなら、今回紹介した市販のコーヒー豆を試してみてください。淹れ方をちょっと工夫するだけで、いつもの朝がマクドナルド気分に変わりますよ。
さて、明日の朝はマックに寄るか、それとも自分で淹れるか。いずれにしても、今日読んだことを思い出しながら、その一杯をじっくり味わってみてくださいね。
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