朝の一杯が、その日の気分を決める。
そう思っている人、結構多いんじゃないだろうか。
特にコーヒー好きなら、家で手軽に本格的な味わいを楽しみたい。でも、ゴチャゴチャした器具を出すのは面倒だし、できればインテリアとしても馴染むデザインがいい。
そんなわがままを叶えてくれるのが、イリーコーヒーメーカーだ。
今回は、イタリアの老舗ブランド「illy(イリー)」が手がけるカプセル式マシンにフォーカスして、その魅力や実際の使い心地、気になるコストまでを正直ベースでお届けする。
イリーってそもそもどんなブランド?
イリーは1933年、イタリアのトリエステで創業したコーヒーブランドだ。
90年近い歴史の中で、一貫して「最高の一杯」を追求してきた。ブレンドに使うのはアラビカ豆100%。ロブスタ種は一切使わないという徹底ぶりである。品質管理にも異様なほどこだわっていて、世界中のバリスタから信頼されている。
そのイリーが家庭用に開発したシステムが「Iperespresso(イペルエスプレッソ)」だ。専用カプセルと専用マシンの組み合わせで、お店のようなエスプレッソを家庭で再現できるというわけ。
イリーコーヒーメーカーの主な機種
現在、日本で手に入るイリーの家庭用マシンは、ほぼ「FrancisFrancis! Y3.3」一択と言っていい。建築家ピエロ・リッソーニがデザインしたモデルで、縦長のフォルムがとにかくスタイリッシュ。
カラーバリエーションはレッド、ブラック、ホワイトの3色展開。横幅がわずか10cmしかないから、キッチンが狭い一人暮らしの部屋にもすんなり置ける。
機能面はシンプルそのもの。エスプレッソとフィルターコーヒーの2モードを備えていて、操作はボタンを押すだけ。難しいテクニックは一切いらない。
味の決め手は19気圧の高圧抽出
カプセル式コーヒーメーカーは数あれど、イリーのマシンが本格派と言われる理由がある。
それは19気圧のポンプ圧だ。
一般的なエスプレッソマシンが9気圧前後なのに対して、イリーは約2倍の圧力で一気に抽出する。これによって、きめ細かくて厚みのあるクレマ(表面の泡の層)が生まれ、香りがぎゅっと閉じ込められるわけだ。
実際に飲んでみると、カプセル式とは思えないコクの深さに驚く。苦味と酸味のバランスが絶妙で、後味はすっきり。ミルクを入れても負けない力強さがある。
エスプレッソだけじゃない、フィルターコーヒーも淹れられる
イリーコーヒーメーカーの面白いところは、エスプレッソだけで済まない点だ。
Y3.3には「フィルターコーヒー」モードが搭載されていて、通常のエスプレッソよりも多めのお湯で抽出する。アメリカーノに近い感覚で、朝からゴクゴク飲みたい人には嬉しい機能である。
朝はフィルターでマグカップにたっぷり。食後はエスプレッソでキリッと締める。そんな使い分けが一台でできるのは、意外と珍しい。
使い方とお手入れは想像以上にラク
「エスプレッソマシンって手入れが面倒でしょ」と思った人、半分正解で半分不正解。
確かに本格的なマシンは毎回ポルタフィルターを洗って、粉を捨ててと手間がかかる。でも、イリーのカプセル式はまるで違う。
使い方はこうだ。
- タンクに水を入れる
- カプセルをセットする
- ボタンを押す
以上。
使用済みカプセルは、本体内部のトレイに自動で落ちていく。これが7個分までストックできる仕組みだから、いちいちその場で捨てる必要がない。週末にまとめてポイッとやればOK。
手入れがラクだと、コーヒーを淹れるハードルがぐっと下がる。忙しい朝にこそ、この手軽さはありがたい。
カプセルの種類と味のバリエーション
イリーの専用カプセル「Iperespresso」は、現在以下の4種類が展開されている。
- ミディアムロースト:バランスが良く、どんなシーンにも合う定番。初めて買うならこれ。
- ダークロースト:コク深く、苦味がしっかり。ミルクとの相性が抜群。
- デカフェ:カフェインを99.9%カット。夜でも気にせず飲める。
- ルンゴ:フィルターコーヒーモード向け。エスプレッソよりも軽やかな味わい。
カプセルのフレーバーはネスプレッソに比べると少ない。でも、「どれを選べばいいか迷わない」という点ではストレスフリーだ。イリーらしい唯一無二の味を、シーンに応じて選ぶ感覚に近い。
気になるランニングコスト
ここは正直に伝えておきたい。
イリーのカプセルは、1個あたり約130円前後(まとめ買いで多少下がる)。一杯あたりのコストで見ると、インスタントやドリップよりは高くなる。
ネスプレッソの純正カプセルが80〜100円程度なので、それに比べてもやや割高だ。互換カプセルが出回っていないのも、イリーならではの事情と言える。
ただ、見方を変えれば「カフェで飲むよりは圧倒的に安い」。クオリティを考えれば、むしろコスパが良いと感じる人も多いはず。エスプレッソ一杯500円の時代だもの。
ユーザーのリアルな声を拾ってみた
実際に使っている人の声を見てみると、かなり生々しい評価が浮かび上がる。
「デザインに一目惚れ。キッチンに置いてあるだけでテンションが上がる」
「コンパクトだから、机の隅に置いて仕事中に飲んでる」
「カプセルが内部に溜まるのが便利。でも、たまに存在を忘れて溢れそうになる」
「抽出に30秒くらいかかるから、秒で飲みたい人には遅く感じるかも」
総じて満足度は高いが、抽出スピードやカプセルのストック周りに関しては、ちょっとした癖があるようだ。
どんな人にイリーコーヒーメーカーは向いてる?
向いている人をざっくり挙げると、こうなる。
- デザインと機能性を両立させたい人
- 本格的なエスプレッソを家で手軽に楽しみたい人
- コーヒーの味にこだわりがある人
- 手入れに時間をかけたくない人
逆に、こんな人にはあまり向かないかもしれない。
- 一杯あたりのコストをとことん抑えたい人
- 色々なフレーバーを試してみたい人
- サッと10秒でコーヒーを済ませたい人
自分のライフスタイルに照らし合わせて、ぜひチェックしてみてほしい。
イリーコーヒーメーカーで変わる、毎日のコーヒー体験
コーヒーは嗜好品だからこそ、道具選びが肝心だ。
イリーコーヒーメーカーは、ただのおしゃれ家電じゃない。イタリアの味を家庭に持ち込める、本物の実力派である。操作はシンプル、手入れはラクチン、そして味は文句なし。朝の一杯が特別な時間に変わる。
もし今、家で飲むコーヒーにどこか物足りなさを感じているなら、一度イリーの世界を覗いてみてはいかがだろうか。
FrancisFrancis! Y3.3を相棒に、お気に入りの一杯を見つけてみよう。
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