せっかくいい豆を買ったのに、なんだか味が安定しない。
苦すぎたり、薄すぎたり。昨日と同じように淹れたつもりなのに、全然違う味になってしまう。
そんな経験、ありませんか?
実はそれ、コーヒー豆の「グラム数」が原因かもしれません。
この記事では、プロのバリスタも実践しているコーヒー豆1杯の正しいグラム数と、誰でも簡単に美味しく淹れられる測り方のコツをお伝えします。あなたの朝の一杯が、今日から見違えるように美味しくなるはずです。
コーヒー豆1杯は10g〜12gが黄金比率
結論から言います。コーヒー1杯分の豆の量は、10gから12gが基本です。
これは、抽出量120cc〜150cc程度のペーパードリップを想定した場合の目安。UCCやスターバックスなどの専門家も、この範囲をスタンダードとして推奨しています。
「え、たった2gの差?」と思うかもしれません。でも、この2gが味わいを大きく左右します。
苦味が強すぎると感じたら、0.5gずつ豆を減らしてみてください。逆にコクが足りないなと思ったら、0.5g増やす。たったそれだけで、驚くほど味が変わります。
まずは10gから始めて、自分の好みにチューニングしていくのがおすすめです。
付属のスプーンで測るのは要注意。メーカーによって全然違う
ここで多くの人がハマる落とし穴があります。
それは「計量スプーン」です。
ドリッパーに付属しているメジャーカップ、すり切り1杯でOKと思っていませんか?実はこれ、メーカーによって容量がバラバラなんです。
すり切り1杯あたりの目安を見てみましょう。
- メリタ:約8g
- カリタ:約10g
- ハリオ:約12g
同じ「1杯」でも、4gもの差が出ることがあります。UCCが実際に検証したところ、形状の異なるスプーンを比較すると、4.5gから8.8gと倍近い差が出たケースも報告されています。
さらに注意したいのが、豆のまま測るか粉で測るかという点。豆のままだと隙間ができて、どうしても軽くなってしまいます。正確に測りたいなら、粉の状態で計量するのが鉄則です。
まずは、あなたのスプーンがすり切り1杯で何グラムなのか、一度キッチンスケールで確認してみてください。意外な結果に驚くかもしれません。
プロはスケール必須。味の再現性を高める計量テクニック
では、プロのバリスタはどうしているのか。
答えはシンプルです。キッチンスケールを必ず使います。
味を毎回安定させるためには、目分量は論外。プロは粉の重さだけでなく、注ぐお湯の量や抽出時間まで、ぜんぶ数値化しています。
具体的な比率の例を挙げると、こんな感じです。
- コーヒー粉14gに対して、お湯230g。粉の約16倍の湯量。
- 抽出時間は2分前後で落とし切る。
「毎回測るのは面倒くさい…」と思うかもしれません。でも、慣れてしまえばたった数十秒の手間です。その数十秒で、いつでも同じ美味しさを再現できるなら、やる価値はありますよね。
ひとつ裏技をお伝えすると、1杯分より2杯分以上をまとめて淹れるほうが、粉の層が厚くなってお湯がゆっくり通過するため、味が安定しやすいです。来客時やたっぷり飲みたいときは、ぜひ試してみてください。
キッチンスケールは、0.1g単位で測れるものを選ぶとより正確です。タニタ デジタルクッキングスケールやHARIO ドリップスケールなどが、コーヒー愛好家に人気です。
淹れ方で変わる粉の適量。器具別の目安をチェック
ここまではペーパードリップを前提に話してきました。でも、抽出器具によって最適な粉量は少し変わってきます。
器具別の目安をまとめました。
ペーパードリップ
中細挽きで10g〜12g。カリタやハリオのドリッパーが代表的です。最もスタンダードな淹れ方なので、まずはここから始めるのがおすすめ。カリタ 陶器ドリッパーやHARIO V60は、初心者から上級者まで幅広く使われています。
フレンチプレス
中挽きで12g〜13g、お湯は160ccが目安。金属フィルターで濾すので、豆の油分ごと楽しめます。とろりとした質感で、豆本来のコクを味わいたい人にぴったりです。HARIO カフェプレス・ウッドは北欧風のデザインがおしゃれで、bodum CAFFETTIERAはシンプルかつ耐久性に優れています。
全自動コーヒーメーカー
ミル付きで豆から全自動抽出するタイプも、10g前後が基準。パナソニックの機種など、付属の計量スプーンやメーカー推奨量に従えば、まずは失敗しません。パナソニック 全自動コーヒーメーカーは、忙しい朝でもボタン一つで淹れたてが楽しめます。
好みの味を決めるのは豆選びと鮮度
グラム数と同じくらい大切なのが、豆そのものの選び方です。
どんなに正確に測っても、好みと合わない豆や古くなった豆では、満足のいく味にはなりません。
豆選びのポイントは「焙煎度」と「産地」です。大きく3つのタイプに分けられます。
バランスタイプ
酸味と苦味のバランスが良く、初心者にも贈り物にも最適。深煎りのブレンドは、誰にでも好まれやすい味わいです。丸山珈琲 丸山珈琲のブレンド 深煎りは、老舗の確かな技術が光る一品。
酸味タイプ
フルーティで華やかな香りが好きな人向け。浅煎りで産地の個性を楽しめます。ブルーボトルコーヒー ベラ・ドノヴァンは、ベリーのような明るい酸味が特徴です。
苦味タイプ
しっかりとした飲みごたえを求めるなら、深煎りの苦味系。ミルクや砂糖との相性も抜群です。ローグトレード 東京コーヒー Tokyoは、重厚なコクと甘い余韻が楽しめます。
そして、もうひとつ。どんなに良い豆でも、鮮度が落ちれば台無しです。
豆のままなら約1ヶ月、粉にしてしまったら約2週間で飲み切るのが理想。買い置きしすぎず、必要な分だけこまめに購入する習慣をつけると、いつでもピークの風味を味わえます。
コーヒー豆1杯のグラム数をマスターすれば、毎朝が変わる
いかがでしたか?
コーヒー豆1杯は10g〜12g。そして、スプーンに頼らずスケールで測ること。
この2つを守るだけで、あなたのコーヒーは劇的に安定します。
最初は少し手間に感じるかもしれません。でも、美味しい一杯のためにやることは、たったの数十秒です。
明日の朝、いつもの豆を10g測って淹れてみてください。そして、その味を基準に、明日は10.5g、明後日は9.5gと、自分だけの黄金比率を見つけてみてください。
コーヒーの時間が、もっと自由で楽しくなるはずです。
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