「そろそろオフィスにちゃんとしたコーヒーを置きたいな」
そう思ったことはありませんか?朝の眠気覚ましにコンビニまで買いに行く手間、インスタントでなんとなく済ませるあの感じ。ちょっとした気分転換のはずが、かえってストレスになってる。そんな声をよく聞きます。
でも実際にオフィスコーヒーメーカーを導入しようとすると、意外と悩みませんか?機械の種類が多すぎて何が正解かわからない。値段もピンキリだし、誰が掃除するんだ問題も地味に重たい。今日はそんな「わかるわかる」にひとつずつ答えていきます。
オフィスコーヒーメーカーを入れると、実際なにが変わるのか
まず大前提として、コーヒーひとつでオフィスの空気って驚くほど変わります。
朝一番にスタッフが「おはようございます」と声をかけるついでにコーヒーを注ぐ。その数十秒で自然と雑談が生まれる。リモートワークが増えた今だからこそ、出社したときにちょっとした楽しみがあるのとないのとでは、気持ちの持ちようがまったく違うんですよね。
また、わざわざ外に買いに行く時間がなくなるだけでも地味に業務効率は上がります。一日数分の積み重ねが、ひと月で数時間になるわけですから。
福利厚生としての見え方も大事です。スタイリッシュなマシンがキッチンにあるだけで「社員のこと考えてくれてるんだな」というメッセージになる。特に中小企業やスタートアップでは、そういう小さな積み重ねが離職率低下に効いてきます。
まず決めるべきは「タイプ」です
オフィスコーヒーメーカーには大きく分けて三つのタイプがあります。自社の人数やカラーに合わせて選ぶのが鉄則。まちがっても「なんとなく評判がいいから」だけで選ばないでください。
一杯抽出タイプ(カプセル・バリスタ系)
少人数オフィスにいちばんフィットしやすいのがこれです。ボタンひとつで誰でも同じ味を出せるから、コーヒーに詳しい人がいなくても大丈夫。カプセルは種類が豊富で、来客時にさっとエスプレッソを出せるのもスマートです。
ただ、気をつけてほしいのがランニングコスト。一杯あたりの単価はどうしても高めになるので、一日に何杯も飲むスタッフが多いとじわじわ懐を圧迫します。5人以下のオフィスならこれで決まりです。
カプセル式の代表格といえばネスプレッソですが、互換カプセルが使える機種を選べばコストはかなり抑えられます。
全自動エスプレッソマシン
カフェラテやカプチーノまでワンタッチで出せる本格派。スタッフから「おっ」と言われること間違いなし。福利厚生の満足度をぐんと上げたいなら、この選択はかなりアリです。
ただし注意したいのは、これは「業務用」か「業務用に近い家庭用」を選ぶこと。家庭用の普及帯マシンだと連続抽出に向いておらず、会議前の5分間に3人が立て続けに使うだけで水温が下がったり、豆の補充が必要になったりしてプチストレスがたまります。
ピークタイムに弱いマシンは、結局スタッフが「私はいいや」となりがち。もったいないですよね。
デロンギ マグニフィカSはこのクラスで非常に評価が高く、オフィス用途でのレビューも充実しています。連続抽出の安定感が違うという声が多く見られます。
大容量ドリップ式
コストをとにかく抑えたい、人数が10人以上いるなら現実的な選択です。一度に8杯から12杯抽出できるので、会議のお供にぴったり。一杯あたりのコストが圧倒的に安いのも魅力です。
デメリットはポットに残ったコーヒーの時間劣化。せっかく淹れても2時間もすると味が落ちるので、飲みきれる量を見極めるのが大事です。ミル付きの機種なら挽きたての香りを楽しめるので、ポット派でもちょっとした贅沢感は出せます。
見落としがちな「ピークタイム」の落とし穴
これ、実際に導入してからいちばん後悔しやすいポイントなので声を大にして言います。
「一日の合計杯数」だけでマシンを選ぶと失敗します。オフィスには必ずピークタイムがあるからです。朝の始業直後、会議の前後、午後イチの眠い時間帯。この15分間に最大何人がコーヒーを欲しがるかをイメージしてください。
全自動マシンなら起動からの立ち上がり時間、一杯抽出後の次の抽出までのインターバル。ドリップ式ならポットが空になったあと、次の一巡を待てるかどうか。ここが現場のストレスと直結します。
メーカーのスペックシートには平均的な抽出時間しか書かれていませんが、実運用ではその2倍は見ておいたほうが無難です。
ランニングコストをざっくり試算しておく
導入コストだけ見て決めると、あとで「こんなにかかるの」となります。ざっくり月額でイメージしてみましょう。
カプセル式なら一杯約50円〜100円。5人で一日2杯ずつ飲むと、月に5,000円〜10,000円程度。大容量ドリップなら豆代のみで一杯約15円〜30円。同じ条件で月1,500円〜3,000円です。全自動はこの中間からやや高めで、豆とミルク代込みで一杯40円〜80円くらい。
意外とバカにならないのがメンテナンス用品です。カプセル式は専用の洗浄剤、全自動は定期的な内部洗浄と部品交換が必要な機種もあります。このあたりは購入前に必ず確認してください。
清掃とメンテナンスを「自分ごと」にしておく
オフィスあるあるですが、誰も掃除しない問題に必ず直面します。
「なんかコーヒーマシン汚れてきたな…」と思いながら、結局みんな見て見ぬふり。これが続くと、せっかくのマシンもカビや水アカで味が落ち、最終的に誰も使わなくなる。見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。
対策として、メンテナンスが驚くほど簡単な機種を選ぶのが正解です。具体的には、給水タンクが取り外せて洗いやすい、抽出部が取り出せて丸洗いできる、内部洗浄プログラムが自動で走る。この三つは外せない条件です。
導入時に担当者を決めるのも忘れずに。できれば「コーヒー好きなあの人」にそっとお願いしておくと、オフィスのコーヒー文化が一気に育ちます。
導入形態も選択肢に入れておく
買い切り以外の選択肢があることも知っておいてください。
レンタルやリースなら初期費用を抑えられますし、まずは試してみたいというニーズにもマッチします。ある程度使ってから「やっぱり自社で買おう」に切り替えられるサービスもあります。
またコーヒー豆の定期配送とセットになったサブスクリプション型のサービスも増えています。マシンは実質無料で、豆の購入が条件というスタイルですね。月額で費用が固定化できるので、経理担当からすると助かるという声をよく聞きます。
オフィスコーヒーメーカーで後悔しないために
最後に、選び方の本質は「スペックより運用イメージ」だとお伝えしておきます。
自社のオフィスで、誰がどんなタイミングでコーヒーを飲むのか。朝の15分間の動きを頭の中でシミュレーションしてみてください。そのときにストレスなく動線が確保できるマシンこそ、あなたのオフィスに合った一台です。
迷ったら、まずはコーヒーをよく飲むスタッフの意見を聞いてみるのが近道ですよ。
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