朝の忙しい時間、できたての良い香りに包まれたい。でも豆を挽いたり、フィルターをセットしたりする余裕なんてないですよね。かといってインスタントだと、どうしても味気なく感じてしまう。そんなジレンマを一瞬で解決してくれるのが、ポーションコーヒーメーカーなんです。
最近は本当に多くの機種が出ていて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。エスプレッソが飲みたいのか、日常のレギュラーコーヒーを手軽に楽しみたいのか。予算や好みによって、ぴったりの一台は変わってくるものです。
今回は「種類が多すぎて決められない」というあなたに向けて、選び方のコツとともにお気に入りが見つかる7つの選択肢をお伝えしていきます。
結局、ポーションコーヒーメーカーってどんな人に向いてるの?
そもそもポーションコーヒーメーカーとは、専用のカプセルやポッドをセットしてボタン一つでコーヒーを抽出するマシンのこと。ネスプレッソやドルチェグスト、ドリップポッドといったブランドを聞いたことがある方も多いはずです。
このマシンが特に向いているのは、こんな方。
まず、とにかく朝の時間を一秒でも長く寝ていたい人。マシンにカプセルを入れてボタンを押せば、数十秒で一杯分が出来上がります。粉を計量する必要も、使用後のフィルターを洗う手間もありません。
それから、一杯だけ新鮮なコーヒーを飲みたい一人暮らしの方。通常のコーヒーメーカーだと多めに淹れてしまいがちですが、ポーション式なら必要な分だけ無駄なく抽出できます。
あとは、色々な味を少しずつ楽しみたい方ですね。カプセルは一箱10個入りなど少量で売られていることが多く、産地や焙煎度合いの違うものを日替わりで試せるのも魅力です。
まず知っておきたい、主要ブランドの得意ジャンル
どのメーカーを選ぶかが、実はいちばん大切なポイントです。なぜなら、マシンとカプセルに互換性がない場合がほとんどだから。ざっくりと各ブランドの個性を押さえておきましょう。
本格エスプレッソ派ならネスプレッソ
高圧力で抽出するから、あのとろりとしたクレマがしっかり再現されます。イタリアのバールで飲むような濃厚なエスプレッソが自宅で楽しめるのが最大の魅力。ブラックでストレートに飲むのが好きな方や、カフェラテのベースにこだわりたい方に選ばれています。
カフェメニューを楽しみたいならドルチェグスト
エスプレッソはもちろん、カプチーノや抹茶ラテ、ココアまで作れるバラエティの広さが強み。コーヒー用とミルク用のカプセルを両方使うことで、本格的なラテ系メニューが手軽に完成します。スターバックスとのコラボカプセルがあるのも人気の理由です。
いつものレギュラーコーヒーを手軽に淹れたいならドリップポッド
UCCが展開するこのシリーズは、ペーパードリップに近いクリアな味わいが持ち味。エスプレッソマシン特有のクセが苦手な方や、普段からドリップコーヒーを飲んでいる方にしっくりくるマシンです。
ランニングコストの現実、1杯いくらかかるのか
マシンの本体価格ばかり気にしがちですが、実はもっと大事なのがカプセル代です。毎日飲むものですから、1杯あたりのコストをざっくり把握しておきましょう。
ネスプレッソの純正カプセルは1杯あたり80円前後から。互換カプセルを使えば40円台に抑えられる場合もあります。ドルチェグストはコーヒーカプセルが70円前後、ミルクカプセル込みのラテ系だと100円を超えることも。ドリップポッドは比較的リーズナブルで、1杯50円前後から楽しめます。
コンビニコーヒーと比べてどうだろう、と考える方もいますよね。コンビニのレギュラーサイズが100円から150円程度であることを思えば、ポーション式は自宅でゆったり飲めることを加味しても十分魅力的なコスト感です。
コストを抑えたいなら、互換カプセルの利用を前提にマシンを選ぶのも賢い方法です。特にネスプレッソ規格の互換カプセルは、スターバックスや大手コーヒーチェーンからも発売されていて選択肢が豊富。ただし互換品を使うとマシンの故障時に保証が効かなくなるケースもあるため、購入前に確認しておくといいですよ。
在宅ワークのお供に選ぶならここをチェック
毎日のことだからこそ、自分の暮らし方に合った一台を選びたいもの。以下のポイントで比べてみてください。
マシンのサイズ感
キッチンカウンターが狭い、あるいはデスク脇に置きたいという方は、横幅15cm以下のコンパクトモデルが狙い目です。ネスプレッソのエッセンサミニやドルチェグストのジェニオシリーズはこのクラスに収まり、置き場所に困りません。
一度に淹れられる量
来客時にも活躍させたいなら、連続抽出してもタンク容量に余裕のあるモデルが便利です。ドルチェグストのジェニオ エス シェアは水タンクが大きく、いちいち給水する手間が省けます。
お手入れの手軽さ
カプセルを捨てるだけで済むか、ミルクを使う場合は別パーツの洗浄が必要か。ミルクメニューをよく作る方は、自動洗浄機能付きのモデルを選ぶとストレスがぐっと減ります。ドルチェグストの上位機種には、ミルクタンクをセットしたまま自動で洗浄してくれるものもあります。
抽出の調整ができるか
コーヒーの好みは人それぞれ。濃さや量を細かく調整できるマシンだと、長く愛用できる感覚があります。ドリップポッドの上位モデルには、お湯の量を自分で調節できるハンドドリップ機能を搭載したものも。
あなたにぴったりの一杯が見つかる、ポーションコーヒーメーカー7選
ここからは、実際におすすめしたいマシンを具体的に見ていきましょう。味わいの方向性や使い勝手で選んでみてください。
本格エスプレッソ派に
コンパクトさと本格派のギャップに驚く一台。9気圧の高圧力で抽出するから、小さなボディからは想像できない濃厚なエスプレッソが味わえます。横幅はわずか11cmほどで、キッチンの片隅にすっと馴染みます。デザインも丸みがあって可愛らしく、出しっぱなしにしても様になるのが嬉しいですね。エスプレッソとルンゴの2種類に対応していて、互換カプセルの選択肢も豊富です。
カプセルにバーコードがついていて、マシンが自動で最適な抽出条件を読み取ってくれる優れもの。エスプレッソだけでなく、230mlのマグサイズまで抽出できる幅広さが魅力です。ヴァーチュオ専用カプセルは互換品が少ないためランニングコストはやや高めですが、その分失敗知らずで常にベストな一杯に出会えます。コーヒーに詳しくない方や、誰かへの贈り物としてもおすすめです。
カフェメニュー派に
ドルチェグストの中でもバランスの良いスタンダードモデル。水タンク容量は0.8Lと十分で、来客時に連続して抽出するシーンでも力を発揮します。エスプレッソからカフェラテ、さらにはアイスドリンクまで、15種類以上のカプセルを楽しめるのが頼もしい。スターバックスのカプセルが使えるのもファンにはたまらないポイントです。
ラテ系メニューを頻繁に作るなら、この自動洗浄機能付きモデルが断然便利。ミルクタンクを使ったあと、ボタン一つで内部まできれいにしてくれます。アプリと連携すれば、自分好みの抽出設定を保存できるのも現代的な魅力。忙しい朝でも洗い物のストレスなく、カプチーノや抹茶ラテを楽しめるのは大きなアドバンテージです。
レギュラーコーヒー派に
ドリップに近い、すっきりとした後味のコーヒーが飲みたい方にぴったりな一台。専用ポッドのほか、付属のフィルターを使えばお気に入りの粉コーヒーでも淹えられます。この「好きな豆で淹れられる」自由度の高さは、他のカプセル式にはない大きな利点。カプセル代も比較的リーズナブルで、毎日たくさん飲むヘビーユーザーにこそおすすめしたいマシンです。
コスト重視派に
ネスプレッソのエントリーモデルながら、抽出のクオリティは上位機種と変わりません。互換カプセルが豊富に出回っているため、ランニングコストをぐっと抑えられるのが最大の魅力。1杯40円台の互換カプセルを使えば、缶コーヒーを買うより経済的。デザインもシンプルで、どんなキッチンにも自然に馴染みます。初めてのポーションコーヒーメーカーとして、まず試してみたい方への筆頭候補です。
丸みを帯びた可愛らしいフォルムが目を引くドルチェグストのコンパクトモデル。コストを抑えつつ、カフェラテやココアといった豊富なメニューも楽しみたい方にちょうどいい選択です。水タンクは0.6Lとコンパクトながら、一人暮らしには十分な容量。カプセルの種類も多く、コーヒー以外のドリンクも気軽に楽しめるので、飽きずに長く付き合える一台です。
ポーションコーヒーメーカー、選ぶときに迷ったら
いろいろ情報を並べてきましたが、最後に背中を押すとしたらこんな視点です。
「どんな一杯を、誰と飲みたいか」を想像してみてください。朝の静かなキッチンで、カップ一杯の濃いエスプレッソで目を覚ましたいならネスプレッソ。休日の午後に、子どもと一緒にカプチーノの泡を楽しみたいならドルチェグスト。いつものマグカップにたっぷり注いで、小説を読みながらゆっくり過ごしたいならドリップポッド。
カプセル式は、どのマシンを選んでも手軽さという点では間違いなくインスタントより本格的で、ハンドドリップより自由です。あとはあなたの暮らしのリズムに合うかどうかだけ。きっと、忙しい毎日の中でほっと一息つける、小さな相棒になってくれますよ。
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