Timemoreコーヒーミル徹底比較|Cシリーズ・S3・Millabの違いと選び方

コーヒーミルを買おうと思ったとき、Timemore(タイムモア)の名前が候補に上がる人は多いでしょう。デザイン性が高く、挽きの品質も安定しているので、ハンドグラインダーのなかでも特に人気のブランドです。

でも、いざ選ぼうとすると「C3とC5って何が違うの?」「S3とS3 ESPはどう使い分けるの?」「Millabってなに?」と、モデルが多くて迷ってしまいますよね。

この記事では、Timemoreの主要なコーヒーミルを比較しながら、それぞれの特徴や向いている人を整理していきます。これを読めば、自分にぴったりの一台が見つかるはずです。

Timemoreのコーヒーミルを比較する前に知っておきたいこと

Timemoreのハンドグラインダーは、大きく分けてCシリーズSシリーズ、そして高級ラインのMillabの3系統があります。

まずはシリーズごとの大まかな立ち位置を把握しておきましょう。

  • Cシリーズ(C3 / C5):エントリー〜ミドルクラス。コストパフォーマンスに優れた主力シリーズ。
  • Sシリーズ(S3 / S3 ESP):ミドル〜アッパーミドルクラス。外部調整や大容量など、使い勝手を重視したモデル。
  • Millab M01:プレミアムクラス。Timemoreの技術を集約した高級ライン。

それぞれ価格帯も性能も異なるので、自分の予算や抽出スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。

まずはここをチェック!フィルター向けかエスプレッソ向けか

Timemoreのモデルを選ぶとき、最初に確認すべきは「フィルター向け」か「エスプレッソ向け」かという点です。

一般的に、フィルターコーヒー(V60やフレンチプレスなど)には粗めの挽き目、エスプレッソには細かく均一な挽き目が求められます。調整精度が高いモデルほど、細かい粒度の調整ができるのでエスプレッソにも対応しやすくなります。

各モデルの用途はざっくり以下のように分かれます。

モデル主な用途
C3フィルター向き(エスプレッソはやや苦手)
C5 Proフィルター向き
C5 Esp Proエスプレッソ向き
S3フィルター向き
S3 ESPエスプレッソ向き
Millab M01フィルター〜エスプレッソ両方対応

「フィルターもエスプレッソも両方楽しみたい」という人は、調整精度の高いモデルを選ぶとよいでしょう。

Timemore各モデルの特徴を徹底比較

ここからは、各モデルのスペックや特徴を詳しく見ていきます。

1. Timemore Chestnut C3

Timemore Chestnut C3

C3は、TimemoreのCシリーズにおいて長く主力モデルとして親しまれてきた一台です。コストパフォーマンスの高さから、初心者から中級者まで幅広い層に支持されています。

特徴

  • 38mm六角形スチールバリを採用
  • 36段階の調整機構
  • 容量は約20g(1〜2人分)
  • 重量は約630g、サイズは147×52mm

メリット
何より価格の安さが魅力です。CNN Underscoredの検証でも「ベスト手動コーヒーミル」に選ばれており、15gの豆を約25秒で挽けるスピードも高評価です。挽きの均一性もよく、初心者が最初に買うミルとして非常にバランスが取れています。

デメリット
36段階の調整は、フィルターコーヒーには十分ですが、エスプレッソ用の細かい調整にはやや物足りなさを感じるかもしれません。また、容量が20gと少なめなので、複数人分を一度に挽くには向いていません。

向いている人

  • コーヒーミル初心者
  • 予算を抑えたい人
  • フィルターコーヒーがメインの人
  • 1〜2人分だけ挽ければ十分な人

向いていない人

  • エスプレッソを頻繁に淹れる人
  • 一度に3杯以上挽きたい人
  • より繊細な味わいを追求したい上級者

購入前の注意点
C5シリーズが登場したことで、C3は実質的に旧モデルに近い位置づけになっています。とはいえ、まだ販売は継続されているようです。最新モデルにこだわらなければ、コスパ抜群の選択肢です。


2. Timemore Chestnut C5 Pro / C5 Esp Pro

Timemore Chestnut C5 Pro

C5シリーズは、C3の後継モデルとして2025年に登場した新世代のハンドグラインダーです。公式サイトでも詳細なスペックが公開されており、現時点でのTimemore Cシリーズの主力モデルといえます。

特徴

  • 42mm S2C-042-III七枚刃バリを搭載(C3比でバリが約19%大型化)
  • C5 Pro:48段階調整(0.031mm/クリック)
  • C5 Esp Pro:50段階調整(0.015mm/クリック)
  • 容量は約25g
  • 重量は640g、サイズはΦ53×172mm

メリット
C3と比べて最大の進化点は調整精度です。C5 ProはC3比で約4倍の調整精度を持ち、C5 Esp Proに至っては0.015mmという細かい単位で調整できます。これにより、エスプレッソからフィルターまで幅広い抽出方法に対応できるようになりました。また、バリが大型化したことで粉砕スピードや均一性も向上し、味わいの明瞭さや甘みが増したと評価されています。

デメリット
C3と比べると価格が上がります(公式価格$110〜$115)。また、C3に付属していた布ポーチが付属しない点も、人によっては小さなデメリットに感じるかもしれません。

向いている人

  • 最新モデルを求めている人
  • フィルターもエスプレッソも楽しみたい人(Esp Pro)
  • 細かい粒度調整を重視する中級者〜上級者

向いていない人

  • とにかく価格を最優先する人
  • シンプルに挽けばそれで十分という人

購入前の注意点
C5 ProとC5 Esp Proは、調整機構が異なる別モデルです。フィルターがメインならC5 Pro、エスプレッソがメインならC5 Esp Proを選びましょう。「両方やるからEsp Proにしておく」という選び方もアリです。


3. Timemore S3 / S3 ESP

Timemore S3

S3シリーズは、Cシリーズよりもひとつ上のクラスに位置するモデルです。外部ダイヤル調整や折りたたみハンドルなど、使い勝手にこだわった設計が特徴です。

特徴

  • S3:S2C-890バリ(フィルター向け)
  • S3 ESP:S2C-420-EIバリ(エスプレッソ向け)
  • 外部ダイヤル式調整(15ミクロン/クリック)
  • 折りたたみ可能なハンドル
  • 容量は30〜35g
  • サイズは182×55mm

メリット
最大の魅力は外部ダイヤル調整です。Cシリーズのように調整リングを回すのではなく、外部からダイヤルを回すだけで粒度を変えられるので、とても直感的で使いやすいです。また、容量が30〜35gと大きいので、一度に複数杯分を挽くのにも便利です。折りたたみハンドルは収納時や持ち運びに役立ちます。

味わいの傾向としては、S3はフィルターで明瞭な味わい、S3 ESPはエスプレッソで甘みとボディが特徴とされています。

デメリット
Cシリーズより価格が高く、本体も大きめなので、コンパクトさを重視する人には向きません。また、調整機構が外部に出ている分、構造が複雑で故障のリスクを気にする人もいるかもしれません(ただし、品質は高いと評価されています)。

向いている人

  • 調整のしやすさを重視する人
  • 一度に複数杯分を挽きたい人
  • フィルターまたはエスプレッソに特化したモデルが欲しい人
  • 中級者〜上級者

向いていない人

  • 初心者でまずは手軽に始めたい人
  • 予算を抑えたい人
  • コンパクトなサイズを求める人

購入前の注意点
S3とS3 ESPはバリが異なり、用途が明確に分かれています。フィルター用かエスプレッソ用か、自分のメインの抽出方法を考えて選びましょう。


4. Millab M01

Millab M01

Millab M01は、Timemoreの高級ブランド「Millab」から登場したプレミアムハンドグラインダーです。2025年にWorld of Coffee Jakartaで発表され、注目を集めました。

特徴

  • 「パイナップルバリ」と呼ばれる独自開発のバリを採用(コニカル形状ながらフラットバリに近い均一性を実現)
  • ロック式のキャッチカップ
  • 重量は1.1kg
  • 調整範囲は1〜10(各数字間で10クリック)

メリット
ビルド品質は非常に高く、所有する満足感があります。パイナップルバリは粒子の均一性が高く、クリアな味わいを引き出せると評価されています。粗挽き設定では特に特徴的な味わいが出るというユーザー報告もあります。

デメリット
とにかく重い(1.1kg)。これはハンドグラインダーとしてはかなりの重量で、持ち歩くのは現実的ではありません。また、エスプレッソ用の細挽きでは粉砕に55〜60秒と時間がかかります。力が必要なので、女性や力に自信がない人には厳しいかもしれません。価格も高額で、気軽に買えるモデルではありません。

向いている人

  • 最高品質のコーヒーを追求する愛好家
  • 予算を気にしない人
  • コレクションの一部としても楽しみたい人
  • 自宅専用で使う人

向いていない人

  • 初心者
  • 予算重視の人
  • 軽量・コンパクトを求める人
  • 持ち運びたい人
  • 力に自信がない人

購入前の注意点
Millab M01はTimemoreの通常ラインとは一線を画すプレミアムモデルです。購入前に重量や価格をしっかり確認し、自分の使い方に合うかどうかを慎重に判断しましょう。


目的別おすすめモデル

ここまで各モデルの特徴を見てきました。最後に、目的別に簡単にまとめておきます。

「はじめてのハンドグラインダー」ならC3
価格が手頃で、性能も十分。コーヒーミル初心者が最初に買うには最適なバランスです。フィルターコーヒーをメインに楽しむなら、C3で十分満足できるでしょう。

「最新モデルが欲しい。フィルターもエスプレッソも楽しみたい」ならC5シリーズ
C3の進化版として、調整精度が大幅に向上しました。C5 Proはフィルター向け、C5 Esp Proはエスプレッソ向け。両方楽しみたいならEsp Proを選んでおくと幅広く対応できます。

「調整のしやすさと大容量が欲しい」ならS3 / S3 ESP
外部ダイヤル調整は使ってみるとその便利さに驚きます。一度に複数杯分を挽ける容量も大きな魅力。フィルター派はS3、エスプレッソ派はS3 ESPを選びましょう。

「最高品質を求めるなら」Millab M01
価格や重量を気にしない、本気のコーヒー愛好家向け。所有する喜びと、高い抽出限界が味わえる一台です。ただし、重さと価格には覚悟が必要です。


よくある質問

Q. C3とC5はどちらを買うべきですか?

予算に余裕があり、より細かい調整や最新のスペックを求めるならC5シリーズがおすすめです。一方、コストを抑えつつ十分な性能が欲しいなら、C3でも日常使いには問題ありません。C5はC3の後継モデルという位置づけなので、長く使うならC5を選ぶのが無難でしょう。

Q. S3とS3 ESPの違いはなんですか?

バリの種類と用途が異なります。S3はフィルターコーヒー向けの味わいを追求したモデルで、S3 ESPはエスプレッソ向けの細かい調整と味わいを重視したモデルです。自分のメインの抽出方法で選びましょう。

Q. Millab M01は買う価値がありますか?

コーヒーに対するこだわりが非常に強く、予算に余裕がある人には価値のある一台です。ただし、初心者や気軽に使いたい人には、重さや価格の面でオーバースペックになりがちです。


まとめ:Timemoreコーヒーミルは目的に合わせて選ぼう

Timemoreのコーヒーミルは、エントリーモデルからプレミアムモデルまで幅広いラインアップが揃っています。

大事なのは、「どんなコーヒーを淹れたいか」「どのくらいの予算か」「どのくらいの頻度で使うか」といった自分の使い方を基準に選ぶことです。

この記事で紹介した各モデルの特徴や向き不向きを参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてください。どのモデルを選んでも、Timemoreの品質に裏打ちされた満足感は得られるはずです。

まずは自分のスタイルを明確にして、じっくり比較検討してみましょう。きっと納得のいく選択ができるはずです。

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