コーヒーを淹れるときに、挽きたての豆を使いたい。でも電動ミルは場所を取るし、価格も気になる……。そんなときに手軽に使えるのが、ハンドミルです。その中でも、日本のコーヒー好きから長く愛されてきたブランドが「Porlex(ポーレックス)」です。
この記事では、Porlexのコーヒーミルについて、現行モデルの特徴や選び方のポイントを整理します。特に、2023年に登場した最新モデル「コーヒーミル プロフェッショナル」に注目しながら、従来の「コーヒーミル・Ⅱ」とどう違うのかを比べていきます。これからPorlexの購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
Porlexのコーヒーミルとは?
Porlexは、鹿児島県霧島市の自社工場で製造されている日本のブランドです。コーヒーミルは2003年に初代モデルが発売され、その後、2020年に「コーヒーミル2」へのリニューアルを経て、現在に至ります。
Porlexのコーヒーミルが支持される理由のひとつは、セラミック刃の採用です。
セラミック刃には次のような特徴があります。
- 金属臭がしない
- 錆びにくい
- 水洗いできる
金属製の刃だと、わずかな金属臭がコーヒーの風味に影響する懸念がありますが、セラミック刃ならその心配が少ないと言われています。また、錆びないのでお手入れも簡単で、水洗いできる点も日常使いしやすいポイントです。
現行モデルは2シリーズ・4種類
現在、Porlexのコーヒーミルは大きく分けて2つのシリーズがあります。
- コーヒーミル・Ⅱ(セカンド)シリーズ
- コーヒーミル プロフェッショナルシリーズ
それぞれに「TALL(トール)」と「MINI(ミニ)」の2サイズが用意されているので、合計4モデルがラインナップされています。
| シリーズ名 | サイズ | 容量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| コーヒーミル・Ⅱ | TALL | 30g | スタンダードモデル。1目盛37ミクロン・18段階の調整 |
| コーヒーミル・Ⅱ | MINI | 20g | コンパクトサイズ。ハンドルホルダー付属 |
| コーヒーミル プロフェッショナル | TALL | 30g | 最新モデル。約28ミクロン・約60段階の細かい調整が可能 |
| コーヒーミル プロフェッショナル | MINI | 20g | プロフェッショナルシリーズの小型版。ハンドルホルダー付属 |
それぞれのモデルについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
1. コーヒーミル・Ⅱ TALL
コーヒーミル・Ⅱ TALLは、Porlexのスタンダードモデルです。容量は30gで、3〜4人分のコーヒーを一度に挽くことができます。
粒度調整は1目盛37ミクロン・18段階。調節ネジは1回転で16クリックの仕様です。日常使いには十分な調整幅と言えるでしょう。
重量は約235gと軽量で、サイズもφ48×H187mmとスリムなので、キッチンに置いても場所を取りません。
向いている人
- コーヒーミル初心者
- コストパフォーマンスを重視する人
- 3〜4人分をまとめて挽きたい人
向いていない人
- より細かい粒度調整を求める人
- 最新モデルがほしい人
2. コーヒーミル・Ⅱ MINI
コーヒーミル・Ⅱ MINIは、TALLのコンパクトバージョンです。容量は20gで、1〜2人分のコーヒーに適しています。
サイズはφ50×H132mm、重量は約330g。TALLより少し重くなっていますが、その分、安定感があるとも言えます。
このモデルの大きな特徴は、ハンドルホルダーが標準付属していることです。TALLサイズはハンドルホルダーが別売りなのに対し、MINIは最初から付属しているため、持ち運びや収納に便利です。
向いている人
- アウトドアやオフィスなど、持ち運んで使いたい人
- 1〜2人分だけ挽ければ十分な人
向いていない人
- 毎回3人分以上をまとめて挽く人
3. コーヒーミル・プロフェッショナル TALL
2023年7月に仕様変更が行われた、Porlexの最新モデルです。従来のコーヒーミル2の後継にあたるモデルで、いくつかの重要な進化を遂げています。
最大の変更点は粒度調整の細かさです。約28ミクロン単位・約60段階の調整が可能になりました。これにより、より繊細な粒度設定ができるようになり、コーヒーの抽出方法に合わせた微調整がしやすくなっています。
また、以下の点も改良されています。
- 刃の形状・表面:特殊ガラス加工のセラミック刃を採用し、挽き心地が向上
- 調節ネジ:細かい調整が可能な仕様に変更
- インナーベース:硬い浅煎り豆や極細挽きに対応できるよう耐久性を強化
- ハンドルホルダー:グリップ力が向上(ただしTALLには付属せず、別売り)
容量は30gで、サイズは約φ4.9×H19.2cm、重量は約294gです。
向いている人
- コーヒーの味わいを細かく調整したい人
- 浅煎り豆を挽くことが多い人
- 最新モデルを求める人
向いていない人
- 価格を重視する人
- シンプルな機能で十分な人
4. コーヒーミル・プロフェッショナル MINI
プロフェッショナルシリーズの小型版です。容量は20gで、サイズは約φ5×H13.5cm、重量は約266gです。
TALL同様に粒度調整は約28ミクロン単位で、細かい設定が可能。MINIサイズにはハンドルホルダーが付属するため、持ち運びにも便利です。
向いている人
- アウトドアなど、持ち運んで使うことが多い人
- 1〜2人分を挽く人
- 細かい粒度調整をしながら携帯性も重視する人
向いていない人
- 自宅で毎回多くの豆を挽く人
コーヒーミル・Ⅱとプロフェッショナル、どっちを選ぶべき?
ここまで見てきたように、Porlexのコーヒーミルは大きく「コーヒーミル・Ⅱ」と「コーヒーミル プロフェッショナル」の2シリーズに分かれます。
違いのポイントをまとめると、粒度調整の細かさです。
- コーヒーミル・Ⅱ:1目盛37ミクロン・18段階
- コーヒーミル プロフェッショナル:約28ミクロン単位・約60段階
プロフェッショナルは、より細かい単位で粒度を調整できるため、コーヒーの味わいを追求したい人にとっては大きな魅力です。
また、プロフェッショナルでは刃の形状やインナーベースも改良されており、浅煎り豆や極細挽きにも対応しやすくなっています。
価格も選択のポイントになりますが、記事作成時点ではコーヒーミル・Ⅱの価格が9,130円(税込)で確認できています。プロフェッショナルはそれよりも高めの設定になると考えられます(価格は変動する場合があるため、購入時に公式販売ページでご確認ください)。
サイズ選びの目安
TALLとMINIの選択は、使用シーンと人数で決まるとよいでしょう。
- TALL(容量30g):家庭で3〜4人分をまとめて挽く場合
- MINI(容量20g):1〜2人分をその都度挽く場合、または持ち運びを重視する場合
MINIにはハンドルホルダーが標準付属しているので、収納や携帯のしやすさを考えると、MINIを選ぶメリットは大きいです。
Porlexコーヒーミルを使うときの注意点
Porlexのコーヒーミルはお手入れがしやすく、長く使えるアイテムですが、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
調節ネジの締めすぎに注意
粒度を細かくしようと調節ネジを締めすぎると、刃が破損する原因になります。特に極細挽きを試すときは、少しずつ調整しながら使うことをおすすめします。
空回しをしない
豆を入れずにハンドルを回す「空回し」も、刃を傷める原因になります。必ず豆を入れた状態で挽くようにしましょう。
ハンドルのメッキムラについて
正規販売店の情報によると、ハンドルのメッキムラは品質上の問題ではないとされています。あらかじめ個体差があるものとして認識しておくとよいでしょう。
パーツの嵌合具合も個体差がある
製品ごとにパーツの嵌合具合に若干の個体差があることも、公式情報で案内されています。あまりに気になる場合は販売店に相談するのもひとつですが、ある程度の範囲内での個体差と理解しておくのが無難です。
よくある疑問
Q. コーヒーミル・Ⅱとプロフェッショナルは、どちらがおすすめですか?
A. 目的によって変わります。コーヒーの味わいを細かく調整したい方や、浅煎り豆をよく挽く方はプロフェッショナルが向いています。一方、コストパフォーマンスを重視する方や、十分な粒度調整で満足できる方はコーヒーミル・Ⅱでも十分です。
Q. TALLとMINIはどちらを選べばいいですか?
A. 一度に挽く量と使用シーンで決めましょう。3〜4人分をまとめて挽くならTALL、1〜2人分で持ち運びも考慮するならMINIがおすすめです。MINIにはハンドルホルダーが付属するので、収納面でも便利です。
Q. セラミック刃は金属刃より優れていますか?
A. 優れているというより、特性が異なると考えたほうがよいでしょう。セラミック刃は金属臭が移りにくく、錆びにくいというメリットがあります。一方で、金属刃と比べると切れ味の面で異なる性質を持つとも言われています。どちらが良いかは、何を重視するかによります。
Q. お手入れはどうすればいいですか?
A. セラミック刃は水洗いが可能です。分解して洗うこともできるので、定期的に洗浄すると清潔に保てます。ただし、洗った後はしっかり乾燥させてから使用しましょう。詳しい分解方法や洗浄手順は、公式サイトや取扱説明書をご確認ください。
Porlexコーヒーミルの選び方まとめ
Porlexのコーヒーミルを選ぶときは、以下の3つの軸で検討するとスムーズです。
1. シリーズ:コーヒーミル・Ⅱ vs プロフェッショナル
- コーヒーミル・Ⅱ:スタンダードモデル。十分な機能とコスパのバランスがよい
- プロフェッショナル:粒度調整が細かく、浅煎り豆やこだわり派に最適
2. サイズ:TALL vs MINI
- TALL:容量30g。3〜4人分をまとめて挽くならこちら
- MINI:容量20g。1〜2人分で携帯性を重視するならこちら
3. 付属品の有無
- MINIサイズにはハンドルホルダーが標準付属
- TALLサイズのハンドルホルダーは別売り
これらのポイントを押さえたうえで、自分の使い方や予算に合ったモデルを選んでみてください。
どのモデルを選んでも、Porlexのコーヒーミルはセラミック刃ならではの風味の良さと、日本のメーカーならではの丁寧な作りが魅力です。手挽きミルならではの時間も含めて、コーヒーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
価格や仕様は変更される場合があります。購入を検討される際は、各モデルの公式販売ページで最新情報をご確認ください。

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