「札幌で本当に美味しいコーヒー豆を買いたい」
「観光のお土産に、北海道らしいコーヒー豆を選びたい」
そんなふうに思ってこの記事にたどり着いたあなたに、まず伝えたいことがあります。
札幌は、日本でも指折りの「コーヒーの街」なんです。
冬が長く、寒さの厳しい土地柄だからこそ、温かい一杯をじっくり味わう文化が根づいてきました。1970年代から80年代にかけて個人経営の喫茶店が急増し、いまでは全国的に有名な自家焙煎店がひしめくエリアになっています。
この記事では、札幌コーヒー豆の中でも特におすすめできる15の銘柄やお店を、味の傾向やシーン別にたっぷりご紹介します。深煎り好きも、浅煎りのフルーティな一杯を探している人も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
札幌のコーヒーシーンってどんな特徴があるの?
札幌でコーヒー豆を選ぶなら、まず知っておきたい土地柄があります。
深煎り文化が基本。でも、いまは浅煎りの波もきている。
もともと札幌のコーヒーは「どっしり、しっかり」が主流でした。寒い冬に飲むなら、コクがあって苦味の効いた深煎りが断然好まれていたんです。大雪山系の軟水もコーヒーとの相性が良く、まろやかで雑味の少ない味わいに仕上がりやすいと言われています。
ただ、ここ数年で状況は少し変わってきました。
サードウェーブと呼ばれる流れが札幌にも届き、浅煎りのスペシャルティコーヒーを扱うお店がじわじわと増えています。豆の産地や精製方法にこだわり、ワインのような華やかな香りを楽しむコーヒーが若い世代を中心に人気を集めているんです。
つまり、いまの札幌コーヒー豆は「がっつり深煎り」と「繊細な浅煎り」の両方を高いレベルで楽しめる、すごくおいしいフェーズに入っている。そんなイメージでいてください。
老舗の風格。まずはこの2店を押さえておきたい
札幌コーヒー豆を語るうえで、絶対に外せない老舗が2つあります。
森彦(モリヒコ)
札幌のコーヒーといえば、まず名前が挙がるのが森彦。円山エリアにある木造古民家の本店は、観光客にも大人気のスポットです。
創業から一貫して「直火式焙煎」にこだわっていて、豆の芯までしっかり火を通すことで、ふくよかなコクと甘みを引き出しています。
おすすめ銘柄:森の雫
一番人気はモカベースの深煎りブレンド「森の雫」。苦味と甘みのバランスが絶妙で、ミルクを入れても味が負けない力強さがあります。200gで2,160円(税込)と少しお高めですが、味わいにもパッケージにも満足感があるので、札幌土産にもぴったり。
焼き菓子とセットになったギフトボックスも展開しているので、ちょっとした手みやげに重宝します。
丸美珈琲店
「鮮度にこれほどうるさい店はない」と言われるのが丸美珈琲店です。
代表自ら産地に出向いて買い付けたスペシャルティコーヒーだけを扱い、焙煎後48時間以内に出荷するのが基本ルール。これ、業界的にもかなりストイックな姿勢です。
おすすめ銘柄:丸美ブレンド
浅煎りから深煎りまで幅広いラインナップがありますが、人気No.1は「丸美ブレンド」。まろやかで調和のとれた味わいは、毎朝飲んでも飽きがこないように設計されています。200gで1,998円(税込)。
オンラインショップも充実しているので、遠方に住んでいる方でも焼きたての札幌コーヒー豆を取り寄せられますよ。
浅煎り好きさん、集まれ。スペシャルティコーヒーの注目店
「酸味があって、フルーティなコーヒーが好き」
「深煎りはちょっと苦手かも」
そんなあなたには、こちらのお店をぜひ試してほしいです。
RITARU COFFEE(リタルコーヒー)
円山の静かな住宅街にひっそりと佇むRITARU COFFEE。ここはカフェ利用もできるのですが、とにかくスイーツとコーヒーのペアリングがすごいと話題です。
おすすめ銘柄:アノトキ
北海道大学と共同開発した、ちょっと変わったコーヒーがあります。それが「アノトキ」。倒木のチップを使って豆を燻製した深煎りコーヒーで、ほのかにスモーキーな香りが漂います。キャンプ好きやウイスキー好きにも刺さる個性派です。
浅煎り志向の人が多いお店ですが、こういう遊び心のある一杯にもぜひ触れてみてください。
Brew it by NODE
アナエロビック(嫌気性発酵)やゲイシャ種など、いま世界のコーヒーシーンで注目されているトレンドをダイレクトに味わえるのがこのお店。
グレープフルーツのような明るい酸味が弾けるケニアや、ジャスミン茶のようなアロマのゲイシャなど、「これがコーヒー?」と驚くようなフレーバーに出会えます。100gで900円前後と、スペシャルティとしては手に取りやすい価格帯なのも嬉しい。
週末だけの営業なので、訪れる前にSNSで営業日をチェックするのがおすすめです。
宮の森アルケミストコーヒー
豆売り専門店として、すべてスペシャルティグレードのシングルオリジンだけを扱っているストイックなお店です。
ここが面白いのは、ハンドドリップで試飲をしながら好みの豆を選べること。さらに、店頭受取型のサブスクリプションもやっていて、毎月違う産地の豆を楽しめます。200gで1,790円~、会員になると1,500円で購入可能。
「いろんな味を試してみたい」という好奇心旺盛な方にぴったりです。
深煎り派のあなたへ。札幌らしい力強い一杯
やっぱり札幌に来たなら、がっつり深煎りを味わいたいですよね。冬の寒さを吹き飛ばすような、コクのあるコーヒー豆を紹介します。
タイセツコーヒー
大雪山麓で焙煎された北海道ブランドで、とにかく「酸味を抑えたコクのある深煎り」が身上です。
おすすめ銘柄:蝦夷(えぞ)
深煎りブレンドの「蝦夷」は、雪が降りしきる夜にじっくり飲みたくなるような力強さ。200g入りで、JR札幌駅直結の「北海道四季マルシェ」など市内4カ所で購入できます。
もうひとつ、タイセツコーヒーで見逃せないのがドリップパック。ヒグマやエゾシカの写真をあしらったパッケージが北海道みやげとして大人気です。職場や友人へのばらまき土産にも最適なので、観光の際はぜひチェックを。
個性派ぞろい。オンライン対応でリピートしやすい2店
「札幌までなかなか行けないけど、いいコーヒー豆を定期的に買いたい」
そんな声に応えてくれるお店も増えています。
珈琲工房ビーンズ
100%受注後焙煎にこだわるお店で、約30種類のストレート豆から好きな焙煎度を選べるのが最大の特徴です。
「エチオピアを浅煎りで」「グアテマラを中深煎りで」といったオーダーが可能で、まさに自分好みの一杯を追求できます。カップオブエクセレンス受賞豆などの希少豆も扱っているので、コーヒーマニアにもおすすめ。
らぶこーひー自家焙煎豆店
農薬不使用・フェアトレードのオーガニックコーヒー豆を専門に扱う、安心感が魅力のお店です。
ここが他と違うのは、ハンドピックによる欠点豆の除去を徹底していること。未熟豆や虫食い豆は体調不良の原因になることもあるのですが、らぶこーひーでは一粒一粒チェックして取り除いています。カフェインレスコーヒーの品揃えも豊富なので、妊娠中の方や健康志向の方にも支持されています。
コーヒー豆を買うとき、どこで判断する?
たくさんお店を紹介してきましたが、結局「どこで買えばいいの?」となりますよね。最後に、選び方のちょっとしたヒントをお伝えします。
- 酸味が苦手なら深煎りを:森彦、タイセツコーヒーが鉄板。特に「森の雫」と「蝦夷」はブレない美味しさ。
- フルーティな浅煎りを試したいなら:Brew it by NODE、宮の森アルケミスト。好みを伝えれば店員さんが丁寧に提案してくれる。
- お土産・ギフトにしたいなら:森彦のギフトセット、タイセツコーヒーのドリップパック。パッケージの可愛さも大事なポイント。
- 通販で定期的に買いたいなら:丸美珈琲店、珈琲工房ビーンズ。どちらもオンラインショップが充実していて、鮮度にも妥協がない。
- 健康面が気になるなら:らぶこーひー自家焙煎豆店。オーガニック&カフェインレスの選択肢が多い。
札幌コーヒー豆の魅力は、深煎りの伝統と、浅煎りスペシャルティの新しい波が絶妙に共存しているところにあります。ぜひお気に入りの一杯を見つけて、毎日のコーヒータイムをちょっと特別なものにしてみてください。

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