無印良品のコーヒー豆って、ずっと気になってませんでしたか?
店舗で見かけるたびに「安いけど大丈夫かな」「なんかパッケージはおしゃれだけど味は普通なのかな」と手が伸びずにいる。あるいは一度買ってみたけど「なんかイマイチだった」と感じてそれっきり。
でも実は、このコーヒー豆、世界チャンピオンのバリスタが「衝撃的にうまい」と絶賛したのをご存知でしょうか。今日はその真実を、プロの視点も交えながらがっつり掘り下げていきます。
読み終わる頃には、どの味を買えばいいのか迷いがスッと消えているはずです。
無印良品のコーヒー豆が「美味しい」と言われる理由
なぜ無印のコーヒー豆がここまで評価されているのか。まずはその背景からおさえておきましょう。知ると、味わいがもっと楽しくなります。
焙煎を手がけるのは京都の老舗「小川珈琲」
無印良品のコーヒーは、自社で焙煎しているわけではありません。製造を担当しているのは、京都に本拠を置く老舗ロースター「小川珈琲」です。
昭和27年創業の小川珈琲は、スペシャルティコーヒーの先駆けとしても知られる実力派。企画段階から無印良品と共同で開発し、味の設計から焙煎まで一貫して手がけています。つまり、ただのOEMではなく、ブランドの思想を理解したプロが本気でつくっているということ。
この時点で「安かろう不味かろう」では済まない仕上がりなのが伝わると思います。
ブラジルの名門「ダテーラ農園」の豆を使用
もうひとつ見逃せないのが、豆の産地です。
無印良品のレギュラーコーヒーシリーズには、ブラジルのダテーラ農園で生産されたアラビカ豆が使われています。ダテーラ農園といえば、品質管理の厳しさと持続可能な農法で世界的に評価されているトップ生産者。数百種類のロットを徹底管理し、安定して高品質な豆を供給できる数少ない巨大農園です。
コーヒー豆の値段が上がり続けている今、このクラスの豆を200g850円で買えるのは率直に言って異常です。
味の決め手は「焙煎度合い」あなたに合うのはどれ?
無印良品のオリジナルブレンドは、ライト・ミディアム・ダークの3種類。好みで選べばいいのですが「結局どれが正解なの?」という声をよく聞きます。ここでそれぞれの特徴をはっきりさせておきましょう。
ライトテイスト:朝の一杯にすっきり飲みたい人へ
ブラジルとグアテマラの豆を使用した浅煎りブレンドです。
爽やかな香りとすっきりした後味が特徴で、口に残る重たさがありません。酸味が苦手な方からも「これなら飲める」と意外と好評なのがライトテイスト。キリッと目を覚ましたい朝にぴったりです。
淹れたての香りがとても良く、ブラックでごくごく飲める軽やかさがあります。
ミディアムテイスト:迷ったらこれ。バランスの王者
ブラジル、エチオピア、グアテマラの3カ国ブレンドです。
甘い香りと、苦味と酸味の絶妙なバランス。2016年のワールドブリュワーズカップで世界チャンピオンに輝いた粕谷哲氏が「価格から想像できない。衝撃的にうまい」と公言したのがこのミディアムテイストです。
プロが認めた味でありながら、コーヒー初心者にも「美味しい」と感じてもらいやすい万能選手。どれを買うか迷ったら、まずはミディアムを試してみてください。
ダークテイスト:ミルクを入れるなら断然これ
ブラジルとインドネシアの豆を使用した深煎りブレンドです。
香ばしさが際立ち、キレのある苦みが特徴的。酸味はほとんど感じないため「コーヒーは苦くないと嫌だ」という方に刺さります。そして何より、ミルクとの相性が抜群。カフェオレやカフェラテにすると、深煎りならではのコクがミルクの甘さと絡み合って、喫茶店の味にぐっと近づきます。
ブラック派ではない方や、おやつタイムのお供にしたい方はダークテイスト一択です。
カフェインレスも侮れない実力だった
「デカフェは味が落ちる」と思い込んでいませんか?無印良品のカフェインレスは、その常識を覆してくれます。
ホンジュラス産の有機栽培豆を100%使用し、カフェインを97%カット。深煎りでありながら軽やかで、変な雑味がまったくありません。200gで890円という価格もデカフェ市場では破格で、リピーターが多いのにも納得です。
夜にゆっくりコーヒーを飲みたい方、妊娠中・授乳中でカフェインを控えている方にも自信を持っておすすめできます。
正直に伝えたい「注意点」もいくつかある
ここまで絶賛してきましたが、気になる点も包み隠さずお伝えします。買ってから「思ってたのと違う」とならないために、ぜひ知っておいてください。
パッケージにチャックがない問題
まず最初に気になるのがこれ。無印良品のコーヒー豆の袋には、再封できるチャックがついていません。
開封後はクリップで止めるか、密閉容器に移し替えるのが必須です。コーヒー豆は酸化との戦いなので、保存状態が悪いとせっかくの風味がどんどん抜けてしまいます。100均のキャニスターで十分なので、移し替える一手間を惜しまないでください。
欠点豆や割れ豆が混じることがある
焙煎豆を袋詰めする工程上、どうしても欠点豆や割れた豆が混ざってしまうことがあります。
これは味に致命的な影響を与えるものではありませんが、気になる方はミルで挽く前にざっとチェックして取り除くとよりクリアな味わいになります。コストパフォーマンスを考えれば許容範囲だと個人的には思いますが、完璧な豆だけを求める方は頭の片隅に入れておいてください。
購入場所で味の印象が変わることがある
ちょっと注意が必要なのがこれです。
店舗で買うぶんには問題ないのですが、Amazonなどオンラインで購入すると、流通段階での保管状況によって鮮度にばらつきが出ることがあるようです。「店舗で買ったら美味しかったのに、ネットで頼んだらイマイチだった」という声もちらほら。
できるだけ信頼できる販路で、できれば豆の状態で購入し、飲む直前に挽くのが一番美味しく飲むコツです。
もっと美味しく淹れるためのちょっとしたコツ
無印良品のコーヒーを最大限楽しむために、淹れ方のポイントをひとつだけ。
公式のおすすめはハンドドリップ。無印良品には専用のドリッパーも売っていますが、まずはお手持ちの器具で大丈夫です。ポイントは蒸らしを丁寧にすること。粉にお湯を少量注いで20〜30秒待ち、粉がふっくら膨らんだのを確認してから本抽出に入ると、甘さと香りの出方が格段に変わります。
面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば1分もかからない作業です。ぜひ一度試してみてください。
どの味を買うかまだ迷っているあなたへ
ここまで読んでも「結局どれにすればいいの?」という方へ、ざっくり選び方の道しるべをまとめます。
朝すっきり飲みたいブラック派の方はライトテイスト。とにかく万能で間違いないのがミディアムテイスト。ミルクをたっぷり入れてカフェ気分を味わいたい方はダークテイスト。夜でも気にせず飲みたい方はカフェインレス。
まずはミディアムテイストから試して、そこから味の好みを広げていくのが一番失敗しにくいルートです。どの味を選んでも、200g850円という価格からは想像できない満足感が待っています。
無印良品のコーヒー豆で、毎日の一杯をもっと気軽に楽しもう
「安いけど美味しい」は本当でした。むしろ「安すぎて申し訳ない」レベルの品質です。
世界が認めた名農園の豆を、京都の老舗ロースターが焙煎し、世界的バリスタが絶賛する味を850円で毎日飲める。これを使わない手はないと、私ははっきり言い切ります。
難しく考えず、まずは手に取ってみてください。無印良品のコーヒー豆が、あなたの朝をいつもより少しだけ豊かにしてくれるはずです。

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