朝の一杯が、一日の気分を決める。そう思っている人、多いんじゃないでしょうか。
でも、ハンドドリップって正直めんどくさい。お湯を沸かして、蒸らし時間を計って、細く注いで…。眠い頭でやることじゃないですよね。とはいえ、インスタントじゃ満足できない。そんなわがままを叶えてくれるのが、カリタのコーヒーメーカーなんです。
今回は、数ある機種の中から本当におすすめできる6つを厳選しました。あなたの朝を、もっと豊かにしてくれる一台を探してみましょう。
なぜカリタのコーヒーメーカーは「失敗しない」と言われるのか
結論から言うと、秘密は「3つ穴」にあります。
ペーパードリップの世界には、大きく分けて二つの流派があるんです。一つは、円すい形のドリッパーに大きなひとつ穴が空いた「ハリオV60」に代表されるタイプ。もう一つが、おなじみの台形に小さな穴が三つ空いた「カリタ式」です。
ひとつ穴は、お湯を注ぐ人の技術で味がガラリと変わる、繊細で職人向きなスタイル。対してカリタの3つ穴は、お湯が適度なスピードで落ちていくから、自然と「蒸らし」と「抽出」のバランスが整う。つまり、誰が淹れてもブレが少なく、雑味のないクリアな味わいになるんです。この安定感こそ、カリタが半世紀以上も愛され続けている理由。この思想は、電気式のコーヒーメーカーにもしっかり受け継がれています。
まずは定番。シンプルイズベストな一台
カリタ ET-102
「コーヒーメーカーって、ボタンが多くて使いこなせない…」なんて心配は無用です。このET-102は、スイッチはたったの一つ。電源を入れて、あとは待つだけ。
カリタ伝統の台形ドリッパーを採用していて、内部のシャワー構造が粉全体に均一にお湯を届けてくれます。出来上がるのは、雑味が少なく、後味がすっきりしたアメリカンタイプのコーヒー。朝食に合わせやすく、ゴクゴク飲める美味しさです。
「でも、保温しすぎると味が落ちない?」その通り。なので、このモデルはガラスサーバー式。できたてをすぐに飲み切る、という習慣がつくのも良いところですよ。
定番の後継機、ここが進化した
カリタ ET-102N
「ET-102で十分でしょ?」そう思った方、ちょっと待ってください。この「N」がつくモデル、地味ながら痒い所に手が届く進化を遂げているんです。
一番の違いは、フィルターホルダーが着脱式になったこと。先代モデルはお手入れの際に本体ごと動かす必要がありましたが、これならサッと外して洗えます。朝の忙しい時間の、プチストレスって意外と大きいですからね。また、抽出中の蒸気で粉が天面に付きにくい構造になり、掃除の頻度も減りました。
肝心の味については、ET-102の良さをそのままキープ。初めての一台として、いま買うならこっちがおすすめです。
朝から豆を挽きたいあなたに
カリタ MD-102N
「どうせ飲むなら、挽きたての香りで目を覚ましたい」
そんなコーヒー好きには、ミル付きのこのモデルがおすすめです。
特徴は、刃が「臼式(うすしき)」であること。コーヒー豆を「すりつぶす」ように粉砕するので、摩擦熱が少なく、豆本来の香りを損ないません。プロペラ式のカッターで「叩き切る」タイプとは、香りの立ち方がまったく違います。
豆をセットしてボタンを押せば、ミルから抽出まで全自動。とはいえ、ミルとメーカーが別々の方が掃除は楽、という意見もあります。でも、「場所を取らず、一台で完結したい」という方には、これ以上ない相棒になりますよ。
まずはハンドドリップで始めたい方へ
「いきなり機械はちょっと…」「まずは自分の手で美味しく淹れられるようになりたい」
そんな声が聞こえてきそうなので、ハンドドリップ派にも二つ、紹介させてください。ここでカリタの抽出理論を体感しておくと、コーヒーメーカーのありがたみも、もっと深く理解できるはずです。
カリタ ウェーブドリッパー 155
これが、カリタの最新にして最高のドリッパーです。
従来の台形とは違い、底が平らなのが特徴。この「フラットベッド式」によって、粉の層が均一になり、お湯が特定の場所に集中する「偏流」を徹底的に防ぎます。味わいは驚くほどクリアで、甘みの乗った一杯に。カリタの哲学「誰でも安定して美味しく」を、極限まで突き詰めた形です。
ちょっとお値段は張りますが、一生モノとして手に入れる価値はあります。
カリタ 102-D
こちらは、カリタの原点とも言える陶器製の3つ穴ドリッパー。
ウェーブのような新技術はありませんが、その分、長年培われた「普通の美味しさ」の底力を感じます。陶器の保温性が高く、抽出中のお湯の温度が下がりにくいのもポイントです。まずは基本から、という方や、ウェーブと飲み比べてみたいという方に。
コーヒーメーカーをもっと美味しく使うコツ
さて、ここからが本題です。機械を買っただけで満足していませんか?ちょっとしたコツで、あなたの一杯はもっと化けます。
まず、豆の挽き目は「中粗挽き」を。カリタのマシンは、基本的にハンドドリップと同じ構造。グラニュー糖くらいの粒感がベストです。細かすぎると雑味が出て、粗すぎると薄くなってしまいます。
そして、フィルターは必ず「カリタ純正」の扇型を使ってください。これはケチってはいけません。社外品で形状が微妙に合わないものを使うと、お湯の流れが設計と変わり、せっかくの「失敗しない」性能が台無しです。純正は紙の質も良く、嫌な紙臭さもほぼありません。
最後に、抽出温度の話を。カリタのコーヒーメーカーは、およそ90℃前後のベストな温度でお湯を注ぐ設計。冬場はサーバーを事前にお湯で温めておくだけで、温度低下を防いで、淹れたての美味しさをより長く楽しめますよ。
こんなときはどうする? お悩み解決Q&A
買ったはいいけど、「あれ?」と思ったときのために、よくある疑問に答えておきますね。
Q. なんだか味が薄い気がする
A. 原因は二つ。豆の量が少ないか、挽き目が粗すぎます。カリタの基準は、一杯120ccに対して中粗挽きの粉10g。これを目安に、少しずつ粉を増やしてみて。
Q. 苦味が強くて雑味を感じる
A. 挽き目が細かすぎる可能性が高いです。粉が細かいとお湯がなかなか落ちず、過抽出で苦くなります。「中粗挽き」を意識して、少し粗めに変えてみてください。
Q. フィルター、間違えて買っちゃった!
A. スーパーなどで売っている台形フィルターには、実は「カリタ用」と他社用があります。カリタ用は、底の部分がすぼまっているのが特徴。買うときはパッケージに「カリタ対応」と書かれているかを確認してくださいね。
Q. お手入れは何をすればいい?
A. 毎回のお手入れは、フィルターホルダーとサーバーを洗うだけでOK。月に一度は、市販のクエン酸で内部のパイプ洗浄をすると、つまりやカルキ臭を防いで長持ちします。
まとめ:あなたの朝を変える、カリタ コーヒーメーカー
結局のところ、カリタのコーヒーメーカーが選ばれる理由は「手軽さ」と「本格さ」のバランスの良さに尽きます。
毎朝、豆を挽いて、お湯の温度を測って、正確にドリップする。それが楽しいと思える日もありますが、現実は一分一秒を争う戦いですよね。
この一台があれば、あなたはボタンを押すだけで、プロが考えた最適な抽出で淹れたての一杯にありつける。空いた時間で、トーストを焼いたり、身支度を整えたり、家族と一言ふたこと話したり。そうやって生まれた心の余裕が、一日を穏やかにスタートさせてくれます。
もし、今この記事を読みながら「明日の朝、もっと楽に美味しいコーヒーが飲みたいな」と思ったなら、それがまさに、カリタのコーヒーメーカーを手にするべきタイミングですよ。
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