「おいしいコーヒーを家で淹れたいけど、なんだか難しそう」
そう思って一歩を踏み出せずにいませんか。実は、道具選びの時点でその後の成功率はかなり決まってしまうんです。
僕も最初は1000円くらいの安いドリッパーで淹れてました。悪くはないけど、どうにも味が安定しない。そんなときにコーヒー好きの先輩から「カリタ ウェーブを使ってみなよ」と言われて、試してみたのが始まりでした。
今回は、カリタのコーヒーメーカーを中心に、なぜ初心者に優しいと言われるのか、どんなモデルを選べばいいのかを、実際の口コミや評判も交えながらお話ししていきます。
なぜカリタは「失敗しない」と言われるのか
ハンドドリップには大きく分けて「円錐型」と「平底型」の2種類があります。
円錐型の代表格であるHARIO V60は、お湯の注ぎ方ひとつで味がガラッと変わります。豆の個性を引き出せる反面、技術が味に直結するので、慣れるまでは「今日は酸っぱすぎた」「なんだか苦い」となりがちです。
一方、カリタのウェーブシリーズは平底設計。底面がフラットで、小さな抽出孔が3つ空いています。この構造によってお湯が均一に粉に行き渡りやすく、多少注ぎ方が雑でもちゃんと美味しく抽出できる。これが「失敗しにくい」と言われる最大の理由です。
味の傾向も違います。V60が果実味や酸味をクリアに表現するのに対し、カリタは甘さとコクをしっかり引き出します。中煎りから深煎りの豆で淹れると、チョコレートやナッツのような風味がふわっと広がる。朝の一杯にほっとする味わいを求めているなら、きっと気に入ると思います。
どのモデルを選べばいいのか
カリタには大きく分けて「ウェーブシリーズ」と、昔ながらの台形ドリッパー「102」があります。最初にそれぞれの特徴をざっくり押さえておきましょう。
カリタ ウェーブ185と155の違い
Kalita Wave 185は2〜4杯用で、18gから30g程度の粉で淹れるのに適しています。対してKalita Wave 155は1〜2杯用。いつも一人分だけ淹れるなら155で十分です。
「一人暮らしだけど、友達が来たときのために185にしようかな」と考える方もいるかもしれません。ただ、185で15g以下の少量を抽出しようとすると、粉の層が薄くなってお湯が素早く抜けてしまい、味が薄くなりがちなんです。一人分がメインなら155を選んでください。二人分以上を淹れる頻度が高いなら185、これで迷いません。
素材による使い勝手の違い
実はカリタ ウェーブ、素材によって抽出の安定性にけっこう差があります。口コミでもよく話題になるポイントです。
セラミック製やガラス製は、内部のリブ(突起)が高く設計されていて、ペーパーフィルターが底に張り付きにくい構造です。目詰まりが起こりにくく、安定した抽出ができます。保温性も高いので、抽出中にお湯の温度が下がりにくい。ただし落とすと割れるので、朝があわただしい方や扱いに自信がない方は要注意です。
ステンレス製は軽くて割れないのが最大の魅力。アウトドアにも持っていけます。ただ、構造上フィルターが底に張り付きやすく、抽出が詰まって液だれすることがあると指摘する声が多いのも事実。もしステンレスを選ぶなら、底に小さなメッシュフィルターを敷くといった工夫で改善できる場合もあります。
ちなみに最近注目されているのがKalita Wave Tsubame。新潟県燕市の金属加工技術を活かしたステンレス製で、通常のステンレスモデルにあった詰まり問題が改良されています。値は張りますが、割れない軽さと安定抽出を両立したい方には選択肢になるでしょう。
ペーパーフィルター問題
ウェーブシリーズの注意点として、専用の波型ペーパーフィルターが必要なことがあります。近所のスーパーではなかなか置いていなくて、Amazonやコーヒー専門店でまとめ買いしておくのが現実的です。
「とにかく気軽に始めたい」「フィルターはどこのスーパーでも買えるものがいい」という方には、昔ながらのKalita 102がおすすめ。こちらは市販の2杯用台形フィルターが使えて、値段も手頃。味の安定感ではウェーブに一歩譲りますが、それでも一般的なドリッパーよりはずっと美味しく淹れられます。
カリタでより美味しく淹れるコツ
道具が良くても、ちょっとしたコツで味はさらに良くなります。
挽き目は中粗挽きが基本
カリタ ウェーブはV60に比べて抽出にやや時間がかかる傾向があります。細挽きにするとお湯がなかなか落ちず、苦味が強く出てしまうことも。中粗挽き(グラニュー糖くらいの粒度)を基本にして、味を見ながら調整するのがおすすめです。酸味を強く感じたら少し細かく、苦味が気になったら少し粗く、という具合ですね。
蒸らしはていねいに
粉の約2倍量のお湯を注いで、30秒ほど蒸らします。このとき粉全体がしっとりするように、中心から「の」の字を描くようにお湯をかけましょう。蒸らしが不十分だと、あとでいくら丁寧に注いでも粉全体から均一に抽出できません。
ケトルは必須じゃない
これも初心者にうれしいポイントです。V60のように注ぎの技術が味を大きく左右するドリッパーでは、細口ケトルがあったほうが断然コントロールしやすいんですが、カリタは構造上、普通のやかんから注いでもそれなりに安定した味になります。「まずはドリッパーだけ買って、あとからケトルを揃えよう」という段階的なスタートができるのもカリタの魅力です。
カリタ コーヒーメーカーで毎日の一杯を変えよう
味の好みは人それぞれ、ライフスタイルも人それぞれです。
浅煎りの華やかな酸味をとことん楽しみたい上級者にはV60が合うでしょう。でも「毎朝、深煎りのコクのあるコーヒーを、手軽に失敗なく淹れたい」という方には、カリタ ウェーブが本当に向いています。
道具選びに迷ったら、まずは淹れる杯数で155か185かを決める。素材は、扱いやすさを取るならセラミックかガラス、割れない安心感を取るならTsubameエディション。フィルターの入手性を重視するなら102。この流れで選べば、大きな失敗はありません。
淹れているときの香り、ポコポコと粉がふくらむ様子、そして口に含んだときのホッとする甘さ。カリタ コーヒーメーカーがあれば、そういう小さな幸せが日々のコーヒータイムに加わります。
あなたの朝が、今日より少しだけ豊かになりますように。
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