コーヒーを淹れるときに、豆を挽く工程ってけっこう大事ですよね。せっかくおいしい豆を買っても、挽き方がイマイチだと味が半減してしまうことも。
特に、イタリアブランドのコーヒーミルって「おしゃれで本格的」というイメージがあるけど、実際どれを選べばいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
電動と手動のどちらがいいのか、値段の差は何なのか、イタリア製ってやっぱり違うのか――そんな疑問をすっきりさせたいと思います。
この記事では、イタリアブランドのコーヒーミルを選ぶときに押さえておきたいポイントと、実際に検討できる製品を紹介します。コーヒーミル選びで失敗したくない人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもイタリアブランドのコーヒーミルって何がいいの?
イタリアと聞くと、エスプレッソ文化が根づいているイメージがありますよね。実際、イタリアには世界的に有名なエスプレッソマシンメーカーがいくつもあって、コーヒーミルもその品質の高さで知られています。
イタリアブランドのミルに期待できるのは、やっぱり「挽きの精度」と「デザイン性」の両方です。機能面では、細かい粒度調整ができて、エスプレッソ用の極細挽きにも対応するモデルが多いのが特徴。見た目も、キッチンに置くだけで雰囲気が出るようなスタイリッシュなデザインのものが多いです。
ただ、イタリア製=すべて高品質というわけでもなく、価格帯も幅広いので、自分の使い方に合ったものを選ぶことが大事です。
コーヒーミルを選ぶ前に知っておきたい3つのポイント
電動と手動、どっちを選べばいい?
まず最初に決めるべきは、電動にするか手動にするかです。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の生活スタイルに合った方を選びましょう。
電動ミルのメリット
- 数秒で挽けるので忙しい朝に便利
- ボタンひとつで均一に挽けるモデルが多い
- エスプレッソ用の細かい挽きも安定してできる
電動ミルのデメリット
- 手動より価格が高い
- 電源が必要なので場所を選ぶ
- 騒音が出るものもある
手動ミルのメリット
- 電源不要でアウトドアでも使える
- 価格が手頃なものが多い
- 挽く音が静かで、インテリアとしても楽しめる
- 豆を挽く工程自体を楽しめる
手動ミルのデメリット
- 挽くのに2〜3分くらい時間がかかる
- 力を入れて挽く必要がある
- 均一に挽くのにコツがいることも
「毎日何杯もコーヒーを飲む」「時短を最優先したい」という人は電動、「コーヒーを淹れる時間自体を楽しみたい」「コストを抑えたい」という人は手動が向いているでしょう。
刃の種類でここまで変わる!3タイプの違い
コーヒーミルの性能を大きく左右するのが「刃(カッター)」の種類です。大きく分けて3つのタイプがあるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
1. ブレードカッター(プロペラ式)
いわゆる「回転式」のミルで、プロペラ状の刃が高速回転して豆を粉砕します。価格が安いのが魅力ですが、挽きムラが出やすいのが難点。均一な粒度を求めるなら、このタイプは避けたほうが無難です。
2. コニカルカッター(円すい型)
円すい形状の刃が組み合わさって豆を挽くタイプ。低速回転で挽くので発熱が少なく、香りを損ないにくいのが特徴です。粒度も比較的均一になりやすく、エスプレッソ用の極細挽きにも対応可能なモデルが多いです。
3. フラットカッター(臼式)
2枚の平らな刃が向き合って豆を挽くタイプ。コーヒー専門店の業務用グラインダーにも使われる方式で、非常に均一に挽けるのが最大の魅力です。ただし、構造上どうしても価格が高くなりがちです。
家庭用としておすすめなのは、性能と価格のバランスが良いコニカルカッターを搭載したモデルです。
イタリアブランドを選ぶときの注意点
イタリアブランドのコーヒーミルを選ぶときに、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。それは、一部の業務用モデルは電源電圧が200Vだということです。
日本の一般家庭のコンセントは100Vなので、業務用として作られたミルをそのまま使おうとすると動きません。もし中古市場などでイタリア製の業務用ミルを見つけたら、必ず電源電圧を確認するようにしてください。
また、イタリアブランドだからといって必ずしも「イタリア製」とは限らない点も知っておいて損はないでしょう。ブランドはイタリアでも、製造国は別の国というケースもあります。
イタリアブランドのコーヒーミルを紹介
ここからは、イタリアブランドのコーヒーミルの中から、実際に検討できる製品を紹介していきます。
1. DeLonghi コーヒーグラインダー KG366J
イタリアのコーヒー製品メーカーとして有名なデロンギ。エスプレッソマシンでおなじみのブランドですが、コーヒーミルも展開しています。
特徴
- イタリアブランドらしいスタイリッシュなデザイン
- コニカルカッター(円すい型)を採用
- エスプレッソ用の極細挽きから粗挽きまで対応可能
メリット
- 見た目と性能のバランスが良い
- エスプレッソマシンとの相性がいい
- 粒度調整がしやすい
デメリット
- 価格はやや高め(参考価格:約10,818円 ※2021年10月時点)
- 旧モデルは廃盤になっているものもある
向いている人
- デザイン性と性能の両方を求める人
- エスプレッソマシンを持っていて、それと合わせたい人
向いていない人
- より手頃な入門機を探している人
- 手動ミルでコーヒーを楽しみたい人
デロンギは家庭用電源(100V)対応のモデルが多いので、日本の一般家庭でも安心して使える点が大きな魅力です。
2. G.BEZZERA コーヒーミル
G.BEZZERA(ジー・ベッツェラ)は、イタリアのエスプレッソマシンメーカーとして知られるブランドです。家庭用だけでなく、業務用の機器も製造しています。
特徴
- イタリアの本格的なエスプレッソマシンメーカー製
- 業務用に近い品質と耐久性
- プロ仕様の挽き精度
メリット
- 非常に高い耐久性
- 業務用レベルの挽きの均一性
- 長く使い続けられる
デメリット
- 価格が高い(中古品でも1.5万円以上)
- 新型モデルの情報が少ない
- 家庭用電源(100V)対応か要確認
向いている人
- 本格的なエスプレッソを求めるコーヒー通
- 業務用レベルの品質にこだわりたい人
向いていない人
- 予算を抑えたい人
- コンパクトなミルを探している人
購入前の注意点
中古品が中心になるブランドなので、購入前に電源電圧や動作状態をしっかり確認しましょう。家庭用100V対応でないモデルもあるので注意が必要です。
3. DOGE63 コーヒーミル
DOGE63(ドージ63)は、イタリア製の業務用コーヒーグラインダーです。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、業務用機器として一定の評価を得ています。
特徴
- イタリア製の業務用グラインダー
- プロ仕様の高性能
- 頑丈な作り
メリット
- 業務用レベルの挽き精度
- 耐久性が非常に高い
- 長期間の使用に耐える
デメリット
- 電源電圧が200Vの可能性が高い(変換が必要な場合も)
- 大型で場所を取る
- 一般家庭向けではない
向いている人
- 本格的なコーヒーショップ経営者
- こだわりが強く、自宅に業務用機器を導入したい人
向いていない人
- 一般家庭で普通にコーヒーを楽しみたい人
- コンパクトなミルを探している人
購入前の注意点
DOGE63はあくまで業務用機器です。電源電圧が200Vのため、一般家庭で使用する場合は変圧器が必要になることがあります。中古市場で見かけることもありますが、購入前に対応電圧を必ず確認しましょう。
その他のイタリアブランドについて
イタリアには、今回紹介したブランド以外にも多くのコーヒーミルメーカーが存在します。Rancilio(ランチリオ)、Mazzer(マッツァー)、Fiorenzato(フィオレンツァート)などは、コーヒー業界では非常に有名なブランドです。
ただ、これらのブランドは基本的に業務用が中心で、価格もかなり高額になります。日本の一般家庭で使うには電源電圧の問題もあるので、導入を検討する場合はよく調べてからにしたほうがいいでしょう。
よくある疑問
Q. イタリアブランドじゃないとダメですか?
もちろん、イタリアブランド以外にも優れたコーヒーミルはたくさんあります。日本のハリオやカリタ、ドイツのメリタなど、実績のあるメーカーも多いです。イタリアブランドはデザイン性やエスプレッソ文化との親和性が魅力ですが、自分の目的や予算に合えば他のブランドも検討してOKです。
Q. 初心者には電動と手動どちらがおすすめ?
予算と使い方次第ですが、初心者の方には電動ミルをおすすめすることが多いです。理由は、手動だと挽くのに時間とコツがいる一方、電動ならボタンひとつで均一に挽けるから。最初から手動で挫折してしまうより、電動でコーヒーライフを楽しみながら、ゆくゆくは手動にも挑戦してみるというのがよいかもしれません。
Q. コーヒーミルは手入れが大変ですか?
使った後は必ず粉を拭き取る、定期的に分解して掃除するなど、ある程度の手入れは必要です。特にコニカルカッターやフラットカッターは構造上、粉が溜まりやすいので、メンテナンス性も選ぶときのポイントになります。
イタリアブランドのコーヒーミルを選ぶときのまとめ
最後に、イタリアブランドのコーヒーミルを選ぶときに改めて確認しておきたいポイントをまとめます。
まずは電動か手動かを決める
朝の忙しい時間に使うのか、ゆったりとした時間に使うのかで変わります。時間がないなら電動、コーヒーを淹れる工程自体を楽しみたいなら手動がおすすめです。
刃の種類をチェックする
プロペラ式よりはコニカルカッターやフラットカッターの方が挽きの均一性が高いです。予算に余裕があれば、コニカルカッター搭載モデルを選びましょう。
電源電圧を必ず確認する
イタリアの業務用モデルは200V対応が多いです。日本の家庭で使うなら100V対応かどうかを必ずチェックしてください。
価格はあくまで参考にする
価格は変動しやすいので、購入を決める前に最新の販売価格を確認しましょう。
中古品は状態をよく確認する
イタリアブランドの業務用ミルは中古市場でも流通しています。でも、電源電圧や刃の減り具合、動作状態をしっかり確認しないと、あとで後悔することも。慎重に判断してください。
イタリアブランドのコーヒーミルは、どれも魅力的な選択肢ばかりです。デロンギのような家庭向けブランドから、G.BEZZERAやDOGE63のような業務用ブランドまで、自分のライフスタイルに合った一台を見つけて、毎日のコーヒーライフをもっと豊かにしてみてください。

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