最近、自宅で淹れるコーヒーの味にこだわり始めた方や、毎日使う紙フィルターの消費が地味に気になっている方から、じわじわと注目されているのが「フィルターレスコーヒーメーカー」です。でも、いざ選ぼうとすると「紙がないだけで本当に美味しくなるの?」「掃除が面倒なんじゃないの?」といった疑問が湧いてきますよね。そこで今回は、実際に使ってみて感じたメリット・デメリットも包み隠さずお伝えしながら、あなたにぴったりの一台を探していきましょう。
なぜ今フィルターレスが選ばれているのか
フィルターレスと聞くと、まず思い浮かぶのはコスト面のメリットです。紙フィルターを買い続ける必要がなくなるので、塵も積もればで年間にすると結構な節約になります。また、ゴミが減るという点で、環境負荷を少しでも下げたいという気持ちにも応えてくれます。
でも、実はそれ以上に大きな魅力が「味わいの違い」なんです。ペーパーフィルターは微粉だけでなく、コーヒー豆が持つ天然のオイルまで吸着してしまいます。一方、メタルメッシュフィルターを使うフィルターレスコーヒーメーカーなら、そのオイルがカップにそのまま届くので、口当たりがまるでシルクのようにまろやかで、コクがぐっと深く感じられるんですよ。こればかりは、一度体験してみないとわからない感動があります。
フィルターレスコーヒーメーカーのタイプを知ろう
一口にフィルターレスコーヒーメーカーと言っても、実は抽出方法がまったく異なるいくつかの種類があります。あなたの朝の時間や好みの味わいによって、最適な選択肢は変わってくるので、まずはそれぞれの個性をざっくり掴んでおきましょう。
全自動ドリップマシンタイプ
いわゆる電気式のコーヒーメーカーで、水をセットしてスイッチを押せば、あとはマシンが最適な温度で自動的にドリップしてくれるタイプです。忙しい朝に、キッチンに立っている時間すら惜しいという方にはこれが最強の味方。最近のモデルは抽出温度や濃さを細かく設定できるものも多く、味へのこだわりも十分に満たしてくれます。
たとえば、Cuisinart 14-Cup Programmable PerfecTempは、ゴールドトーンの再利用フィルターを標準搭載しており、14杯分と大容量なので家族が多いご家庭にもぴったり。コーヒーの濃さを3段階から選べるので、その日の気分で味を変えられる楽しさもあります。
また、初めての一台として手に取りやすいのがBLACK+DECKER 12-Cup Coffee Makerです。Vortex Technologyというシャワーヘッドが粉全体をむらなく濡らしてくれるので、安定した美味しさをキープ。価格も控えめなので、とにかく気軽にフィルターレスを試してみたいという入門機として非常におすすめです。
ハンドドリップタイプ
お湯を自分の手で注いでいく、あの“淹れている感”を大切にしたい方は、ペーパーレスドリッパーが選択肢になります。電気を使わないので場所を選ばず、アウトドアやキッチンのちょっとしたスペースでも活躍してくれます。
中でも定番なのがBodum Pour Over Coffee Makerです。耐熱ガラスのサーバーとステンレスメッシュフィルターが一体化した美しいデザインで、コーヒーが落ちていく様子を眺める時間そのものが豊かな気分にさせてくれます。お手入れも、フィルター部分をさっと水洗いするだけという手軽さです。
もしすでに手持ちのドリッパーがあるなら、ステンレス製メッシュフィルターだけを単品で購入するという手もあります。600メッシュほどの極細タイプを選べば、オイルはしっかり通すのに粉はほとんど通さないので、クリアなのにコクがあるという理想的なバランスの一杯が楽しめますよ。
フレンチプレス・浸漬タイプ
コーヒー粉をお湯にじっくり浸してからプレスして濾す、いわゆるフレンチプレスも立派なフィルターレスコーヒーメーカーの仲間です。ドリップでは絶対に出せない、とろみを感じるようなヘビーな質感と、豆本来の芳醇な香りを余すことなく楽しみたい方に刺さります。
Veken French Press Coffee Maker 34ozは、4段階のフィルターシステムによって、フレンチプレスでありがちな微粉のざらつきをかなり抑えてくれます。飲み物にプラスチック部品が触れない設計も、純粋に味だけを追求したい人には嬉しいポイントです。
また、キャンプや焚き火のお供には、オールステンレス製で無骨な佇まいのCOLETTI Bozeman Percolatorが抜群に映えます。プラスチックやアルミを一切使わずに作られているので、金属臭の心配がなく、アウトドアの空気の中で飲むコーヒーの味を雑味なくクリアに仕上げてくれます。
手入れのしやすさはここで差がつく
フィルターレスコーヒーメーカーを検討するときに、誰もが一度は不安になるのが「掃除は大変じゃないの?」という点です。正直なところ、紙フィルターのようにポイッと捨てられない分、ほんの少しだけ手間はかかります。しかし、ちょっとしたコツさえ掴んでしまえば、決して苦になるものではありません。
一番のポイントは、使い終わった後の放置を避けること。コーヒーを淹れ終わったら、すぐにフィルターに残った粉をシンクやゴミ箱にトントンと落とし、サッと水で流してしまいましょう。多くの製品は食洗機にも対応しているので、週に一度程度、食洗機で洗えば目詰まりとはほぼ無縁でいられます。
それでも、使い続けているうちにどうしてもオイルが固まって目が詰まってきたなと感じたら、クエン酸や重曹を溶かしたぬるま湯に浸け置きするのが効果的です。こうした小さな習慣で、フィルターの性能も長持ちし、いつでも淹れたてのような美味しさをキープできます。
どんなシーンにどの一台を選ぶ?
ここまで読んでくださった方なら、なんとなく自分の生活スタイルに合いそうなタイプが見えてきたのではないでしょうか。最後に、選び方の軸をもう一度整理しておきます。
もし「朝は一分一秒を争うから、ボタン一つで済ませたい」という方なら、全自動ドリップのCuisinart 14-Cup Programmable PerfecTempやBLACK+DECKER 12-Cup Coffee Makerが間違いのない選択です。
「味わいはもちろん、淹れる時間そのものも大切にしたい」というゆとりのある朝を過ごしたい方には、ハンドドリップのBodum Pour Over Coffee Makerが、日々のルーティンに静かな彩りを添えてくれるでしょう。
そして「とにかく濃厚で、オイルたっぷりのリッチな味が好きだ」という方や、休日のアウトドアで使いたいという方には、フレンチプレスのVeken French Press Coffee Maker 34ozやパーコレーターのCOLETTI Bozeman Percolatorが、唯一無二の相棒になってくれます。
コーヒーの好みは十人十色。自分にとっての「ちょうどいい」を見つけることで、毎日の一杯がもっと愛おしくなるはずです。紙フィルターを卒業して、コーヒー豆が本来持っている豊かな風味をまるごと味わう贅沢を、あなたも始めてみませんか。
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